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山口大学/2024年度/前期

山口大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

山口大学2024年度第2問配点 50点

mm を0以上の整数とし、k,rk,r を自然数とする。kk の正の約数の個数を D(k)D(k) とおく。また、krm\displaystyle \frac{k}{r^m} が整数となるような整数 mm のうち最大のものを Mr(k)M_r(k) とする。例えば、60=22×3×560=2^2\times3\times5 なので、M2(60)=2, M3(60)=1M_2(60)=2,\ M_3(60)=1 である。このとき、次の問いに答えなさい。ただし、(1)、(2)の解答は答のみを解答用紙の所定の解答欄に記入しなさい。

(1) M2(8!)M_2(8!) および D(8!)D(8!) の値を求めなさい。

(2) M2(30!),M3(30!)M_2(30!),M_3(30!) および M12(30!)M_{12}(30!) の値を求めなさい。

(3) d=D(30!)d=D(30!) とおく。(2)で求めた M12(30!)M_{12}(30!) の値を nn とするとき、 ∑i=1nD(30!12i)\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{n}D\left(\frac{30!}{12^i}\right) を dd を用いて表しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  M2(8!)=7,D(8!)=96,(2)  M2(30!)=26,M3(30!)=14,M12(30!)=13,(3)  572135d.\displaystyle \begin{aligned}(1)\;&M_2(8!)=7,\quad D(8!)=96,\\(2)\;&M_2(30!)=26,\quad M_3(30!)=14,\quad M_{12}(30!)=13,\\(3)\;&\frac{572}{135}d.\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 8! に含まれる 2,3,5,7 の個数(素因数の指数)はそれぞれ 7,2,1,1 である。したがって M2(8!)=7,D(8!)=(7+1)(2+1)(1+1)(1+1)=96.(2) 30! に含まれる 2,3 の指数はそれぞれ ⌊302⌋+⌊304⌋+⌊308⌋+⌊3016⌋=26,⌊303⌋+⌊309⌋+⌊3027⌋=14. よって M2(30!)=26,M3(30!)=14. また 12m=22m3m だから、これが 30! を割り切る条件は 2m≦26, m≦14. よって M12(30!)=13.(3) 30! における素数 p≧5 の指数を ep とし、C=∏p≧5(ep+1) とおく。すると d=27⋅15⋅C. 1≦i≦13 では 30!/12i における 2,3 の指数は 26−2i, 14−i であるから、∑i=113D(30!12i)=C∑i=113(27−2i)(15−i)=C∑i=113(405−57i+2i2).∑i=113i=91,∑i=113i2=819 より、右辺は C(405⋅13−57⋅91+2⋅819)=1716C=1716405d=572135d. よって答えは 572135d.\displaystyle \text{(1) }8!\text{ に含まれる }2,3,5,7\text{ の個数(素因数の指数)はそれぞれ }7,2,1,1\text{ である。したがって }M_2(8!)=7,\quad D(8!)=(7+1)(2+1)(1+1)(1+1)=96.\quad \text{(2) }30!\text{ に含まれる }2,3\text{ の指数はそれぞれ }\left\lfloor\frac{30}{2}\right\rfloor+\left\lfloor\frac{30}{4}\right\rfloor+\left\lfloor\frac{30}{8}\right\rfloor+\left\lfloor\frac{30}{16}\right\rfloor=26,\quad\left\lfloor\frac{30}{3}\right\rfloor+\left\lfloor\frac{30}{9}\right\rfloor+\left\lfloor\frac{30}{27}\right\rfloor=14.\text{ よって }M_2(30!)=26,\quad M_3(30!)=14.\text{ また }12^m=2^{2m}3^m\text{ だから、これが }30!\text{ を割り切る条件は }2m\le26,\ m\le14.\text{ よって }M_{12}(30!)=13.\quad \text{(3) }30!\text{ における素数 }p\ge5\text{ の指数を }e_p\text{ とし、}C=\prod\limits _{p\ge5}(e_p+1)\text{ とおく。すると }d=27\cdot15\cdot C.\text{ }1\le i\le13\text{ では }30!/12^i\text{ における }2,3\text{ の指数は }26-2i,\ 14-i\text{ であるから、}\quad \sum\limits _{i=1}^{13}D\left(\frac{30!}{12^i}\right)=C\sum\limits _{i=1}^{13}(27-2i)(15-i)=C\sum\limits _{i=1}^{13}(405-57i+2i^2).\quad \sum\limits _{i=1}^{13}i=91,\quad\sum\limits _{i=1}^{13}i^2=819\text{ より、右辺は }C(405\cdot13-57\cdot91+2\cdot819)=1716C=\frac{1716}{405}d=\frac{572}{135}d.\text{ よって答えは }\frac{572}{135}d.

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数

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