横浜市立大学/2015年度/前期
横浜市立大学 2015年 数学 第IV問解答・解説
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1問題
自然数 に対して,自然数からなる2つの数列 と があり,条件 をみたすと仮定する。そして とおく。 は固定して,以下の問いに答えよ。
(1) 自然数からなる数列 の最小値を とする。このとき は,同値であることを証明せよ。
(2) のとりえる最小値を求めよ。
(3) が最小値をとるための,数列に関する条件を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 平均が最小値に等しいことと、すべての項が最小値に等しいことは同値である。(2) F の最小値は 。(3) ある自然数 に対して 、 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (1) 。 (2) 。 (3) (ある自然数 )。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 各 は最小値 以上なので、 である。したがって ならば、 となる。非負の数の和が だから、すべての について 、すなわち である。逆に、すべての項が ならば平均も となる。
(2) とおく。条件から 、 であり、各 は正の自然数である。よって、 とすると ここで 、 とおき、 となる を一つとる。各 であり、 なら 、 なら である。これらを足すと、 より したがって、 とおけば 一方、 だから、 である。 を任意の自然数として 、 とすれば条件を満たし、 となる。よってこの値が最小値である。
(3) 上の評価で最小値をとるには、 が必要であるから 。よってすべての 、すなわち である。このとき各 なので、 となるための必要十分条件はすべての である。逆に、この条件ならば実際に となる。以上より、求める条件は、ある自然数 に対して 、 となることである。
この問題で使う考え方
- 命題と必要十分条件
- 等式・不等式の証明
- 総和記号と数列の和
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