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横浜市立大学/2025年度/前期

横浜市立大学 2025年 数学 第II問解答・解説

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1問題

横浜市立大学2025年度第II問

正の整数について,各位の数字を逆の順番に並べて得られる数がもとの数と同じになる数を回文数といいます。

すなわち,正の整数 nn にたいして,nn 桁の正の整数 x=∑i=1nai×10i−1(ただし,ai=0,1,…,9であり an≠0)\displaystyle x=\sum\limits _{i=1}^{n}a_i\times 10^{i-1} \quad (\text{ただし,}a_i=0,1,\ldots,9\text{であり }a_n\ne0) について,an+1−i=aia_{n+1-i}=a_i がすべての i=1,…,ni=1,\ldots,n にたいして成り立つときに,xx を回文数といいます。

これによると,たとえば,1111,212212,10011001 などのような数や 1,2,…,91,2,\ldots,9 のような一桁の数は回文数であるといえます。

このとき,以下の各問に答えなさい。

(1) 小さい方からかぞえて19番目の回文数を答えなさい。

(2) 101≦x≦9999101\leq x\leq9999 をみたす回文数 xx の個数を求めなさい。

(3) NN を正の整数とするときに,102N10^{2N} より小さな回文数の個数を NN を用いて書き表しなさい。

(4) 小さい方からかぞえて2025番目の回文数を答えなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 101,
    (2) 180個,
    (3) 2(10N−1)(3)\space{}2(10^N-1)個,
    (4) 1026201

3解答

解答を見る途中式つきの解答

回文数の各桁は左右対称であるから、桁数が決まると上位の半分の数字を決めれば全体が定まる。

(1) 1桁の回文数は9個、2桁の回文数も9個である。したがって、3桁の回文数は小さい方から数えて19番目から始まる。3桁の回文数の最小は101であるから、求める数は101である。

(2) 3桁の回文数では、百の位を1から9までの9通り、十の位を0から9までの10通りに選べるので、9×10=909\times10=90個である。4桁の回文数では、千の位を1から9までの9通り、百の位を0から9までの10通りに選べば残りの2桁が定まるので、9×10=909\times10=90個である。3桁の回文数はすべて101以上、4桁の回文数はすべて9999以下だから、求める個数は90+90=18090+90=180個である。

(3) k桁の回文数では、上位から⌈k2⌉\displaystyle \left\lceil\frac{k}{2}\right\rceil 桁を決めると残りが定まる。最上位の桁には9通り、ほかの⌈k2⌉−1\displaystyle \left\lceil\frac{k}{2}\right\rceil-1桁にはそれぞれ10通りあるから、その個数は9×10⌈k2⌉−1\displaystyle 9\times10^{\left\lceil\frac{k}{2}\right\rceil-1}である。各j=1,…,Nj=1,\ldots,Nについて、(2j−1)(2j-1)桁と2j2j桁の回文数はそれぞれ9×10j−19\times10^{j-1}個である。102N10^{2N}より小さい正の整数は高々2N桁なので、求める個数は ∑j=1N2⋅9⋅10j−1=1810N−110−1=2(10N−1)\displaystyle \sum\limits _{j=1}^{N}2\cdot9\cdot10^{j-1}=18\frac{10^N-1}{10-1}=2(10^N-1) である。

(4) 1桁と2桁の回文数は合わせて18個、3桁と4桁は合わせて180個、5桁と6桁は合わせて1800個である。よって6桁以下では合計18+180+1800=199818+180+1800=1998個あり、2025番目は7桁の回文数のうち2025−1998=272025-1998=27番目である。7桁の回文数は、上位4桁を1000,1001,1002,…1000,1001,1002,\ldots と順に選べば一意に定まる。27番目の上位4桁は10261026であり、これを左右対称に並べると10262011026201となる。

(1)は9個の1桁数と9個の2桁数に続く最初の3桁数であることを確認した。(3)でN=1とすると18個となり、1桁と2桁の個数の合計とも一致する。

この問題で使う考え方

  • 二進法・位取り記数法
  • 和の法則
  • 積の法則

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