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秋田大学/2020年度

秋田大学 2020年 数学 第8問解答・解説

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1問題

秋田大学2020年度第8問

n を n≧2n \geq 2 を満たす自然数とする。原点を O とする座標平面上に

異なる 2 n 個の点 P₁, P₂, ……, P₂ₙ₋₁, P₂ₙ を以下を満たすようにとる。

OP2k−1=1(1≦k≦n),\mathrm{OP} _ {2 k - 1} = 1 \quad (1 \leq k \leq n),

OP2k=1+1n(1≦k≦n),\displaystyle \mathrm{OP} _ {2 k} = 1 + \frac {1}{n} (1 \leq k \leq n),

∠PiOPi+1=πn(1≦i≦2n−1),∠P2nOP1=πn\displaystyle \angle \mathrm{P} _ {i} \mathrm{OP} _ {i + 1} = \frac {\pi}{n} (1 \leq i \leq 2 n - 1), \angle \mathrm{P} _ {2 n} \mathrm{OP} _ {1} = \frac {\pi}{n}

線分 P1P2P_{1}P_{2} , P2P3P_{2}P_{3} , ……, P2n−1P2nP_{2n-1}P_{2n} , P2nP1P_{2n}P_{1} を辺とする 2 n 角形 P1P2P_{1}P_{2} …… P2n−1P2nP_{2n-1}P_{2n} の周の長さを LnL_{n} , 面積を SnS_{n} とする。次の問いに答えなさい。

(i) L2L_{2} , S2S_{2} の値を求めなさい。

(ii) lim⁡n→∞Sn=π\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}S_{n}=\pi を示しなさい。

(iii) lim⁡n→∞Ln\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}L_{n} を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各辺を余弦定理で表し、面積を原点からの三角形に分割する。面積と周長をnの式に直し、三角関数の基本極限で評価する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)  L2=213,S2=3.(i)\;L_2=2\sqrt{13},\quad S_2=3.
    (ii)  lim⁡n→∞Sn=π.\displaystyle (ii)\;\lim\limits _{n\to\infty}S_n=\pi.
    (iii)  lim⁡n→∞Ln=21+π2.\displaystyle (iii)\;\lim\limits _{n\to\infty}L_n=2\sqrt{1+\pi^2}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

隣り合う点の動径の長さは1とRn=1+1n\displaystyle R_n=1+\frac1nであり, 原点をはさむ角はθn=πn\displaystyle \theta_n=\frac\pi nである。したがってすべての辺の長さは等しく, 余弦定理よりdn2=1+Rn2−2Rncos⁡θn=1n2+2(1+1n)(1−cos⁡θn).\displaystyle d_n^2=1+R_n^2-2R_n\cos\theta_n=\frac1{n^2}+2\left(1+\frac1n\right)(1-\cos\theta_n). また, 各三角形OPiPi+1OP_iP_{i+1}の面積は12Rnsin⁡θn\displaystyle \frac12 R_n\sin\theta_nである。

(i) n=2n=2ではR2=32\displaystyle R_2=\frac32, θ2=π2\displaystyle \theta_2=\frac\pi2。よってd2=1+(32)2=132,L2=4d2=213.\displaystyle d_2=\sqrt{1+\left(\frac32\right)^2}=\frac{\sqrt{13}}2,\qquad L_2=4d_2=2\sqrt{13}. 4個の三角形の面積の和はS2=4⋅12⋅1⋅32⋅sin⁡π2=3.\displaystyle S_2=4\cdot\frac12\cdot1\cdot\frac32\cdot\sin\frac\pi2=3.

(ii) 2n個の三角形OPiPi+1OP_iP_{i+1}は多角形を分割し, 各隣接動径の積はRnR_nなのでSn=2n⋅12Rnsin⁡πn=(n+1)sin⁡πn.\displaystyle S_n=2n\cdot\frac12R_n\sin\frac\pi n=(n+1)\sin\frac\pi n. よってSn=π(1+1n)sin⁡(π/n)π/n⟶π.\displaystyle S_n=\pi\left(1+\frac1n\right)\frac{\sin(\pi/n)}{\pi/n}\longrightarrow\pi.

(iii) 周長はLn=2ndn=21+2n2(1+1n)(1−cos⁡(π/n)).\displaystyle L_n=2n d_n=2\sqrt{1+2n^2\left(1+\frac1n\right)(1-\cos(\pi/n))}. 恒等式1−cos⁡u=2sin⁡2(u/2)1-\cos u=2\sin^2(u/2)とlim⁡x→0sin⁡xx=1\displaystyle \lim\limits _{x\to0}\frac{\sin x}{x}=1から2n2(1+1n)(1−cos⁡(π/n))=4(1+1n)(nsin⁡π2n)2⟶π2.\displaystyle 2n^2\left(1+\frac1n\right)(1-\cos(\pi/n))=4\left(1+\frac1n\right)\left(n\sin\frac{\pi}{2n}\right)^2\longrightarrow\pi^2. したがってlim⁡n→∞Ln=21+π2.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}L_n=2\sqrt{1+\pi^2}.

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比による面積
  • 一般角と弧度法
  • 半角の公式
  • 関数の極限
  • 数列の極限

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