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秋田大学/2022年度

秋田大学 2022年 数学 第8問解答・解説

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1問題

秋田大学2022年度第8問

aa を正の実数とする。座標平面上に媒介変数 θ\theta を用いて

x=e−aθcos⁡θ,y=e−aθsin⁡θx = e ^ {- a \theta} \cos \theta , \quad y = e ^ {- a \theta} \sin \theta

と表される曲線 C がある。次の問いに答えなさい。

(i) 0≦θ≦2π0 \leq \theta \leq 2\pi における C の長さを a を用いて表しなさい。

(ii) a=3a = \sqrt{3} とする。 0≦θ≦2π0 \leq \theta \leq 2\pi のとき,C 上の点の y 座標の最大値を求めなさい。

(iii) a=1a = 1 とする。 0≦θ<π4\displaystyle 0 \leq \theta < \frac{\pi}{4} のとき, CC の接線と xx 軸および yy 軸で囲まれた三角形の面積の最小値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)
    1+a2a(1−e−2πa)\displaystyle \frac{\sqrt{1+a^2}}{a}\left(1-e^{-2\pi a}\right)。
  • (ii)
    12e−π3/6\displaystyle \frac12 e^{-\pi\sqrt3/6}。
  • (iii)
    e−π/42\displaystyle \frac{e^{-\pi/4}}{\sqrt2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) x=e−aθcos⁡θx=e^{-a\theta}\cos\theta、y=e−aθsin⁡θy=e^{-a\theta}\sin\theta を微分すると x′=e−aθ(−acos⁡θ−sin⁡θ),y′=e−aθ(−asin⁡θ+cos⁡θ).x'=e^{-a\theta}(-a\cos\theta-\sin\theta),\qquad y'=e^{-a\theta}(-a\sin\theta+\cos\theta). したがって速さは x′2+y′2=1+a2 e−aθ\sqrt{x'^2+y'^2}=\sqrt{1+a^2}\,e^{-a\theta}。よって L=∫02π1+a2 e−aθ dθ=1+a2a(1−e−2πa).\displaystyle L=\int_0^{2\pi}\sqrt{1+a^2}\,e^{-a\theta}\,d\theta =\frac{\sqrt{1+a^2}}{a}(1-e^{-2\pi a}).

(ii) a=3a=\sqrt3 のとき y′=e−3θ(cos⁡θ−3sin⁡θ).y'=e^{-\sqrt3\theta}(\cos\theta-\sqrt3\sin\theta). 区間内の停留点は θ=π6,7π6\displaystyle \theta=\frac\pi6,\frac{7\pi}6。前者で極大、後者で極小となり、両端では y=0y=0。したがって最大値は y(π6)=12e−π3/6.\displaystyle y\left(\frac\pi6\right)=\frac12e^{-\pi\sqrt3/6}.

(iii) a=1a=1、c=cos⁡θc=\cos\theta、s=sin⁡θs=\sin\theta、r=e−θr=e^{-\theta} とおく。接線の傾きは dydx=−c−sc+s.\displaystyle \frac{dy}{dx}=-\frac{c-s}{c+s}. 接線のx切片を XX、y切片を YY とすると、点 (rc,rs)(rc,rs) を通るので X=rc−rsdy/dx=rc−s,Y=rs−dydxrc=rc+s.\displaystyle X=rc-\frac{rs}{dy/dx}=\frac{r}{c-s},\qquad Y=rs-\frac{dy}{dx}rc=\frac{r}{c+s}. 0≦θ<π4\displaystyle 0\le\theta<\frac\pi4 では両切片は正であり、三角形の面積は A(θ)=12XY=e−2θ2cos⁡2θ.\displaystyle A(\theta)=\frac12XY=\frac{e^{-2\theta}}{2\cos2\theta}. その導関数は A′(θ)=e−2θcos⁡2θ(tan⁡2θ−1).\displaystyle A'(\theta)=\frac{e^{-2\theta}}{\cos2\theta}(\tan2\theta-1). tan⁡2θ\tan2\theta は区間で増加し、1となるのは θ=π8\displaystyle \theta=\frac\pi8。よって面積はそこまで減少し、その後増加する(θ→π4−0\displaystyle \theta\to\frac\pi4-0 で発散する)。最小値は A(π8)=e−π/42.\displaystyle A\left(\frac\pi8\right)=\frac{e^{-\pi/4}}{\sqrt2}.

この問題で使う考え方

  • 媒介変数曲線の速さと弧長
  • 三角関数と指数関数の微分
  • 接線の座標軸切片
  • 面積関数の最小化

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