曲線を中心 (eπ,0) から見た極座標で表すと r=et, θ=t である。半径は狭義に増えるため曲線は自己交差しない。さらに x′(t)=et(cost−sint) は t=π/4 で符号が変わる。したがって x は 0≦t≦π/4 で増加し、その後は減少する。x(0)=eπ+1, x(π)=0 とおき、減少する範囲で π/4<t1<π を満たすただ一つの t1 を x(t1)=x(0) で定める。
同じ x をもつ前半・後半の2点のパラメータを t−<t+ とする。0≦t≦π では y(t)≧0 であり y(t)2=e2t−(x−eπ)2. 同じ x に対して右辺は t とともに増加するから、y(t+)>y(t−)。従って後半の枝が上側になる。
縦の細い帯で面積を足す。0≦x≦x(0) では下端が x 軸、上端が後半の曲線 (t1≦t≦π)。x(0)≦x≦x(π/4) では上端が後半の曲線 (π/4≦t≦t1)、下端が前半の曲線 (0≦t≦π/4)。各単調な枝で dx=x′(t)dt と置換すると S=−∫t1πy(t)x′(t)dt−∫π/4t1y(t)x′(t)dt−∫0π/4y(t)x′(t)dt=−∫0πy(t)x′(t)dt. ここで y=etsint, x′=et(cost−sint) だから S=∫0πe2t(sin2t−sintcost)dt=21∫0πe2t(1−cos2t−sin2t)dt. 部分積分(または直接微分)で ∫0πe2tdt=2e2π−1,∫0πe2tcos2tdt=4e2π−1,∫0πe2tsin2tdt=−4e2π−1. よって S=21(2e2π−1−4e2π−1+4e2π−1)=4e2π−1.