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秋田大学/2022年度

秋田大学 2022年 数学 第7問解答・解説

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1問題

秋田大学2022年度第7問

複素数平面上において, 複素数 α=3+i\alpha = \sqrt{3} + i が表す点を A, 複素数

β=23+2i\beta = 2\sqrt{3} + 2i が表す点をBとする。また,x,yを実数とし,複素数

z=x+yiz = x + yi が表す点をZとする。次の問いに答えなさい。ただし, iは虚数単位とする。

(i) Z が線分 AB の垂直二等分線上を動くとき, x, y が満たす 1 次方程式を求めなさい。

(ii) z−βz−α=−12+32i\displaystyle \frac{z-\beta}{z-\alpha}=-\frac{1}{2}+\frac{\sqrt{3}}{2}i が成り立つとき,△ABZ の面積を求めなさい。

(iii) △ABZ が正三角形となる z の値をすべて求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) 3x+y=6\sqrt3x+y=6。 (ii) △ABZの面積は13\displaystyle \frac1{\sqrt3}。 (iii) z=23,3+3iz=2\sqrt3,\quad \sqrt3+3i。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

α=3+i,β=23+2i=2α\alpha=\sqrt3+i,\quad \beta=2\sqrt3+2i=2\alpha とおくと β−α=α,∣α∣=2\beta-\alpha=\alpha,\quad |\alpha|=2。 (i)A=(3,1), B=(23,2)A=(\sqrt3,1),\ B=(2\sqrt3,2) であり、Z=(x,y)Z=(x,y) とする。垂直二等分線上の点は A,BA,B からの距離が等しいから (x−3)2+(y−1)2=(x−23)2+(y−2)2.(x-\sqrt3)^2+(y-1)^2=(x-2\sqrt3)^2+(y-2)^2. 両辺を展開して整理すると 3x+y=6.\boxed{\sqrt3x+y=6}. (ii)q:=−12+32i=cos⁡2π3+isin⁡2π3\displaystyle q:=-\frac12+\frac{\sqrt3}{2}i=\cos\frac{2\pi}{3}+i\sin\frac{2\pi}{3} とおく。条件から ∣z−βz−α∣=∣q∣=1\displaystyle \left|\frac{z-\beta}{z-\alpha}\right|=|q|=1 なので AZ=BZ=sAZ=BZ=s とおける。また β−zα−z=z−βz−α=q\displaystyle \frac{\beta-z}{\alpha-z}=\frac{z-\beta}{z-\alpha}=q より ∠AZB=2π/3\angle AZB=2\pi/3。余弦定理と AB=∣β−α∣=2AB=|\beta-\alpha|=2 から 4=AB2=s2+s2−2s2cos⁡2π3=3s2,s=23.\displaystyle 4=AB^2=s^2+s^2-2s^2\cos\frac{2\pi}{3}=3s^2, \qquad s=\frac{2}{\sqrt3}. したがって面積は [△ABZ]=12s2sin⁡2π3=12⋅43⋅32=13.\displaystyle [\triangle ABZ]=\frac12s^2\sin\frac{2\pi}{3}=\frac12\cdot\frac43\cdot\frac{\sqrt3}{2}=\boxed{\frac1{\sqrt3}}. (iii)△ABZ\triangle ABZ が正三角形となるには、辺 ABAB を表すベクトル β−α=α\beta-\alpha=\alpha を点 AA を始点とする長さ等しいベクトルにし、角 ±π/3\pm\pi/3 だけ回転すればよい。よって z−α=α(cos⁡π3±isin⁡π3)=αe±iπ/3.\displaystyle z-\alpha=\alpha\left(\cos\frac{\pi}{3}\pm i\sin\frac{\pi}{3}\right)=\alpha e^{\pm i\pi/3}. ここで α=2eiπ/6\alpha=2e^{i\pi/6} だから、正符号のとき z=α+2eiπ/2=3+3iz=\alpha+2e^{i\pi/2}=\sqrt3+3i、負符号のとき z=α+2e−iπ/6=23z=\alpha+2e^{-i\pi/6}=2\sqrt3。したがって z=23,3+3i.\boxed{z=2\sqrt3,\quad \sqrt3+3i}.

複素数を座標表示して距離の二乗を等置し、垂直二等分線を求める。複素比の絶対値と偏角から二等辺三角形の等辺・頂角を得て、余弦定理と面積公式で面積を計算する。正三角形の第三頂点はABの方向を±π/3回転して求める。全小問の独立計算は採用答案と一致する。

この問題で使う考え方

  • 座標による距離の二乗の等置
  • 複素比の絶対値・偏角
  • 余弦定理と三角形の面積公式
  • 複素数の極形式と回転

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