分母の中を Q(x)=x4−2x2+16=(x2−1)2+15>0 とおく。したがって f はすべての実数で定義される。
(1) 積の微分と合成関数の微分より f′(x)=−2xQ−1/2−2x(16−x2)(x2−1)Q−3/2=−Q3/22x{Q+(16−x2)(x2−1)}=−Q3/230x3. 分母は正だから、f′(x)=0 の解は x=0。
(2) さらに微分すると f′′(x)=Q5/290x2(x4−16)=Q5/290x2(x2−4)(x2+4). よって f′′(x)=0 の解は x=0,±2。
(3) ∣x∣>2 では f′′(x)>0、0<∣x∣<2 では f′′(x)<0 である。x=0 では f′′(0)=0 だが符号は変わらない。したがってグラフは x<−2 または x>2 で下に凸、−2<x<2 で上に凸であり、変曲点は f(±2)=2412=6より(−2,6), (2,6). また f は偶関数で、f′(x)>0 (x<0)、f′(x)<0 (x>0) だから、最大点は (0,4)。x 切片は x=±4。さらに f(x)=1−2/x2+16/x416/x2−1(x=0),x→±∞limf(x)=−1 より水平漸近線は y=−1。Q(x)>0 は常に成り立つので垂直漸近線はない。概形は y 軸対称で、左端から y=−1 に近づいて増加し、(−4,0),(−2,6),(0,4) を通って極大となり、右側は対称に (2,6),(4,0) を通って y=−1 に近づく。
(4) x=a における接線は y=f(a)+f′(a)(x−a)。これが (0,t) を通る条件は t=g(a):=f(a)−af′(a). f が偶関数なので g も偶関数であり、 g′(a)=f′(a)−(f′(a)+af′′(a))=−af′′(a). したがって g は 0<a<2 で増加し、a>2 で減少する。また g(0)=4,f′(2)=−243/2240=−65,g(2)=f(2)−2f′(2)=6+610=386. さらに g(a)=f(a)+Q(a)3/230a4,a→+∞limQ(a)3/230a4=a→+∞lim(1−2/a2+16/a4)3/230/a2=0,a→+∞limg(a)=−1. 0≦a≦2 では g は 4 から 386 へ増加し、a≧2 では 386 から -1 へ減少する。極限値 -1 は有限の a では取らない。したがって a≧0 での g の値域は −1<g(a)≦386。g は偶関数だから全実数 a でも同じ値域となり、求める範囲は −1<t≦386.
グラフの概形は添付 diagram.svg に示す。f は偶関数で、(0,4)、(±4,0)、(±2,6) を通る。これらを基準点として図示し、水平漸近線は y=−1。