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獨協医科大学/2020年度/一般

獨協医科大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2020年度第2問

実数 x,yx,y についての2つの不等式 23x+3y+1+2−3x−3y+1+4x+y+4−x−y−5(2x+y+2−x−y)−8≦0⋯⋯(1)2^{3x+3y+1}+2^{-3x-3y+1}+4^{x+y}+4^{-x-y}-5\left(2^{x+y}+2^{-x-y}\right)-8\leq0\quad\cdots\cdots\text{(1)} (log⁡2x)2≦log⁡2x2−log⁡x8⋯⋯(2)(\log_{2}x)^{2}\leq\log_{2}x^{2}-\log_{x}8\quad\cdots\cdots\text{(2)} がある。

t=2x+y+2−x−yt=2^{x+y}+2^{-x-y} とおく。(1)の左辺を tt で表すと アt3+t2−イウt−エオ\boxed{\text{ア}}t^{3}+t^{2}-\boxed{\text{イウ}}t-\boxed{\text{エオ}} である。

条件(1)の下で,tt のとりうる値の範囲は カ≦t≦キク\displaystyle \boxed{\text{カ}}\leq t\leq\frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}} であり,x+yx+y のとりうる値の範囲は −ケ≦x+y≦コ-\boxed{\text{ケ}}\leq x+y\leq\boxed{\text{コ}} である。

s=log⁡2xs=\log_{2}x とおく。条件(2)の下で,ss のとりうる値の範囲は −サ≦s<シ-\boxed{\text{サ}}\leq s<\boxed{\text{シ}} である。よって,不等式(2)の解は スセ≦x<ソ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ス}}}{\boxed{\text{セ}}}\leq x<\boxed{\text{ソ}} である。

実数 x,yx,y が不等式(1)と(2)をともに満たすとき,3x+2y3x+2y の最小値は タチツ\displaystyle \frac{\boxed{\text{タチ}}}{\boxed{\text{ツ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

(1) 指数の対称和を t の多項式に直して因数分解し、t と x+y の範囲を順に求める。(2) 対数の定義域を明示して s による有理不等式を因数分解する。最後に独立な x と x+y の下限から一次式の最小値を確認する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=2, =2,\space{} イウ=11, =11,\space{} エオ=10, =10,\space{} カ=2, =2,\space{} キ=5, =5,\space{} ク=2, =2,\space{} ケ=1, =1,\space{} コ=1, =1,\space{} サ=1, =1,\space{} シ=0, =0,\space{} ス=1, =1,\space{} セ=2, =2,\space{} ソ=1;−1≦x+y≦1,12≦x<1,min⁡(3x+2y)=−32.\displaystyle =1;\quad -1\le x+y\le1,\quad \frac12\le x<1,\quad \min(3x+2y)=-\frac32.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) u=2x+y>0u=2^{x+y}>0 とおくと、t=u+u−1t=u+u^{-1} であり、u3+u−3=t3−3tu^3+u^{-3}=t^3-3t、u2+u−2=t2−2u^2+u^{-2}=t^2-2 である。したがって不等式(1)の左辺は 2(u3+u−3)+(u2+u−2)−5t−8=2t3+t2−11t−10=(t+2)(t+1)(2t−5).2(u^3+u^{-3})+(u^2+u^{-2})-5t-8=2t^3+t^2-11t-10=(t+2)(t+1)(2t-5). また u+u−1≧2u+u^{-1}\ge2 より t≧2t\ge2。よって左辺が 00 以下となる条件は 2≦t≦5/22\le t\le5/2 である。v=x+yv=x+y とすれば u=2vu=2^v だから、t≦5/2t\le5/2 は 2v+2−v≦52であるための必要十分条件は22v−52 2v+1≦0、すなわち12≦2v≦2.\displaystyle 2^v+2^{-v}\le\frac52 \quad\text{であるための必要十分条件は}\quad 2^{2v}-\frac52\,2^v+1\le0 \quad\text{、すなわち}\quad \frac12\le2^v\le2. 底が 2>12>1 なので −1≦v≦1-1\le v\le1、すなわち −1≦x+y≦1-1\le x+y\le1。

(2) 対数の定義から x>0, x≠1x>0,\ x\ne1。s=log⁡2xs=\log_2x とすると s≠0s\ne0、log⁡2x2=2s\log_2x^2=2s、log⁡x8=3/s\log_x8=3/s である。したがって条件(2)は s2−2s+3s≦0であるための必要十分条件はs3−2s2+3s≦0、すなわち(s+1)(s2−3s+3)s≦0.\displaystyle s^2-2s+\frac3s\le0 \quad\text{であるための必要十分条件は}\quad \frac{s^3-2s^2+3}{s}\le0 \quad\text{、すなわち}\quad \frac{(s+1)(s^2-3s+3)}s\le0. 二次式 s2−3s+3s^2-3s+3 は判別式が −3-3 で、常に正である。よって不等式が成り立つのは −1≦s<0-1\le s<0。底 2>12>1 より 1/2≦x<11/2\le x<1 となる。

最後に v=x+yv=x+y とおくと 3x+2y=x+2v3x+2y=x+2v。独立な範囲 x≧1/2x\ge1/2、v≧−1v\ge-1 から x+2v≧1/2−2=−3/2x+2v\ge1/2-2=-3/2。この値は x=1/2,v=−1x=1/2, v=-1(すなわち y=−3/2y=-3/2)で実際に取れるので最小値は −3/2-3/2 である。

この問題で使う考え方

  • 有理数指数と指数法則
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数とその性質
  • 対数関数のグラフ・増減

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