浜松医科大学/2016年度/前期
浜松医科大学 2016年 数学 第3問解答・解説
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1問題
(必答問題)(配点50)
以下の問いに答えよ。なお,必要があれば以下の極限値の公式を用いてもよい。 (1) 方程式の実数解の個数を求めよ。
(2) を正の実数とし,についての方程式を考える。
(a) 方程式の実数解の個数を求めよ。
(b) 方程式でがともに正の整数となるの組をすべて求めよ。ただし,とする。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 2個
または のとき 1個 のとき 2個
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) なので両辺の自然対数をとると である。また は でただ一度だけ となる。その点を とすると、 は で、 は である。したがって は で増加し、 で減少する。 は を満たす。実際、 または なら では が増えると は増加し続けるか減少し続けることになり、 に反する。異なる二つの解 があるので、この二つは増加区間と減少区間に一つずつあり、各区間では解は高々一つである。よって実数解は の二つである。
(2)(a) として両辺の自然対数をとると とおくと したがって は で増加し、 で減少する。また , であり、与えられた極限公式に を代入すれば を得る。
のとき であり、 となるのは に限る。この区間で は増加するので、解 がただ一つである。 のときは より のみである。 のとき である。 ならばこの値は最大値 なので解は の一つだけである。, ならば であるから、増加する範囲 と減少する範囲 に一つずつ解がある。よってこの場合は二つである。
(2)(b) は正の整数なので、正の数のべきの性質から である。正の整数 に対し とおく。 なら二項定理より ここで を用いた。また では なので、 である。上の不等式は と同値であり、両辺を正の 乗根で比較すると となる。さらに なら である。また であり、最後の不等式は による。 で が成り立つから、異なる正整数で値が等しくなるのは添字 と の場合だけである。したがって である。
この問題で使う考え方
- 二項定理
- 有理数指数と指数法則
- 対数関数のグラフ・増減
- 対数とその性質
- 関数の連続性
- 指数・対数関数の微分
- 関数の極限
- 商の微分
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