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秋田大学/2021年度

秋田大学 2021年 数学 第8問解答・解説

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1問題

秋田大学2021年度第8問

関数 f(x)=ex3−xf(x)=e^{x^{3}-x} について, 次の問いに答えなさい。

(i) k を定数とするとき, 関数 y=f(x)y = f(x) のグラフと直線 y = k との共有点の個数を求めなさい。

(ii) 関数 y=f(x)y = f(x) のグラフと y=exy = e^{x} のグラフとの共有点の座標を求めなさい。

(iii) D を y=f(x)y = f(x) のグラフと y=exy = e^{x} のグラフで囲まれた部分とする。m を定数とし,直線 y = m のうち D との共通部分が,線分または互いに交わらない線分の集まりであるとき,それらの線分の長さの合計を,直線 y = m の D 部分の長さとよぶ。 m≠e13\displaystyle m \neq e^{\frac{1}{3}} として,直線 y=e13\displaystyle y = e^{\frac{1}{3}} の D 部分の長さと直線 y = m の D 部分の長さが等しくなるように,m の値を 1 つ定めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

指数関数の単調性と三次関数の増減で交点数を数え、指数の逆数対称性で断面長が等しい高さを定める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) A=233: N(k)={0(k≦0),1(0<k<e−A または k>eA),2(k=e−A または k=eA),3(e−A<k<eA),\displaystyle A=\frac{2}{3\sqrt3}:\space{}N(k)=\begin{cases}0&(k\le0),\\1&(0<k<e^{-A}\text{ または }k>e^A),\\2&(k=e^{-A}\text{ または }k=e^A),\\3&(e^{-A}<k<e^A),\end{cases}\quad (ii) (−2,e−2),(0,1),(2,e2),(-\sqrt2,e^{-\sqrt2}),(0,1),(\sqrt2,e^{\sqrt2}),\quad (iii) m=e−1/3m=e^{-1/3}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) f(x)=ep(x)f(x)=e^{p(x)} とおくと p(x)=x3−xp(x)=x^3-x である。k≦0k\le0 なら共有点はない。k>0k>0 のとき、指数関数の単調性より共有点の個数は p(x)=log⁡kp(x)=\log k の実数解の個数に等しい。 p′(x)=3x2−1=0であるための必要十分条件はx=±13.\displaystyle p'(x)=3x^2-1=0\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad x=\pm\frac1{\sqrt3}. pp は x=−1/3x=-1/\sqrt3 で極大値 A=2/(33)A=2/(3\sqrt3) をとり、x=1/3x=1/\sqrt3 で極小値 −A-A をとる。したがって k の範囲共有点の個数k≦000<k<e−A または k>eA1k=e−A または k=eA2e−A<k<eA3(A=233).\displaystyle \begin{array}{c|c} k\text{ の範囲}&\text{共有点の個数}\\\hline k\le0&0\\ 0<k<e^{-A}\text{ または }k>e^A&1\\ k=e^{-A}\text{ または }k=e^A&2\\ e^{-A}<k<e^A&3 \end{array}\qquad\left(A=\frac{2}{3\sqrt3}\right). 極値に一致する場合は接する重解と別の単純解があるため、異なる共有点は2個である。

(ii) ex3−x=exe^{x^3-x}=e^x より x3−x=xx^3-x=x、したがって x(x2−2)=0であるための必要十分条件はx=0, ±2.x(x^2-2)=0\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad x=0,\ \pm\sqrt2. 各点で y=exy=e^x だから共有点は (−2,e−2),(0,1),(2,e2).(-\sqrt2,e^{-\sqrt2}),\qquad(0,1),\qquad(\sqrt2,e^{\sqrt2}).

(iii) f(−x)=e−x3+x=1/f(x)f(-x)=e^{-x^3+x}=1/f(x) であり、また e−x=1/exe^{-x}=1/e^x である。よって写像 (x,y)↦(−x,1/y)(x,y)\mapsto(-x,1/y) は2つの曲線をそれぞれ自身に移し、囲まれた部分 DD も自身に移す。高さ y=e1/3y=e^{1/3} の水平線分はこの写像で高さ y=e−1/3y=e^{-1/3} の水平線分に移り、xx 座標を反転するだけなので、線分全体の長さの合計は変わらない。条件 m≠e1/3m\ne e^{1/3} も満たすから m=e−1/3m=e^{-1/3} とすればよい。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 有理数指数と指数法則

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