(1) u=1+log3x とおく。底が 3>1 なので、 1/3≦x≦3 において 0≦u≦2 である。また log3(3x)=1+log3x=u だから、y=−2u3+3u2+1. よって u で微分すると dudy=−6u2+6u=6u(1−u). したがって 0≦u≦1 で増加し、1≦u≦2 で減少する。候補点での値は y(0)=1, y(1)=2, y(2)=−3 である。x=3u−1 より、最大値は 2(そのとき u=1,x=1)、最小値は −3(そのとき u=2,x=3)である。
(2) 特性方程式は r2−5r+6=0、すなわち (r−2)(r−3)=0 である。したがって一般項を an=A2n−1+B3n−1 とおくと、初項条件から A+B=1, 2A+3B=4 となり、A=−1,B=2 を得る。よって an=2⋅3n−1−2n−1. また求める関係式は an+2−(α+β)an+1+αβan=0 と同値である。もとの漸化式との差を取ると (5−α−β)an+1+(αβ−6)an=0 がすべての n で成り立つ。n=1,2 とし、a1=1,a2=4,a3=14 を代入すると、P=5−α−β,Q=αβ−6 に対して 4P+Q=0,14P+4Q=0 を得るから P=Q=0。したがって α+β=5, αβ=6 であり、(α,β)=(2,3) または (3,2) である。さらに an=3n−1(2−(32)n−1) であり、括弧内は 2 に近づき、3n−1 は正の無限大に発散するので n→∞liman=+∞。
(3) I(x)=∫0xsin(x−t)f(t)dt とおき、さらに A(x)=∫0xcostf(t)dt, B(x)=∫0xsintf(t)dt とおく。正弦の差の公式から I(x)=sinxA(x)−cosxB(x) である。微分積分の基本定理により A′(x)=cosxf(x), B′(x)=sinxf(x) だから、積の微分を用いて I′(x)=cosxA(x)+sinxB(x), I′′(x)=−sinxA(x)+cosxB(x)+f(x)=f(x)−I(x). もとの等式は f(x)=2+I(x) なので f′′(x)=I′′(x)=2。また x=0 で I(0)=I′(0)=0 であるから f(0)=2, f′(0)=0。ゆえに f′′(x)=2 を積分して f′(x)=2x、さらに積分して f(x)=x2+2 を得る。検算として u=x−t と置換し部分積分すると、∫0xsin(x−t)(t2+2)dt=(x2+2)(1−cosx)−2x(−xcosx+sinx)−x2cosx+2xsinx+2cosx−2=x2, したがって 2+∫0xsin(x−t)(t2+2)dt=x2+2 となり、得た f はもとの等式を満たす。