図1,図2のように,原点を O とする xyz 座標空間に扇形 OAB と直円錐がある。図1の扇形 OAB は,線分 OA を半径とし,中心角の大きさを θ(0<θ<2π) とする yz 平面上の扇形である。図2の直円錐は,線分 OA を母線とし,線分 AC を底面の円の直径とする円錐である。図1,図2の点 A の座標を A(0,3,0),点 C の座標を C(0,23,233) とするとき,以下の問いに答えよ。
(1) 図1の扇形 OAB を y 軸の周りに1回転してできる回転体を T1 とする。平面 y=t(0≦t≦3) で T1 を切ったときの断面積 S1(t) を t の式で表せ。
(2) (1) の回転体 T1 の体積 V1 を求めよ。
(3) 図2の直円錐を y 軸の周りに1回転してできる回転体を T2 とする。平面 y=t(0≦t≦3) で T2 を切ったときの断面積 S2(t) を t の式で表せ。
円錐内の点は P=λQ(0≦λ≦1) と表せるので、同じ不等式 ρP≦3yP が成り立つ。0≦t≦3/2 では平面 y=t の最大距離は 3t 以下で、母線 OC 上で等号となる。3/2≦t≦3 では ∣P∣≦3 から ρP≦9−t2。底面円周は y=3/2 の点 C から y=3 の点 A まで連続に動くため、各 t でこの上限を達成する点がある。
円錐の各水平断面は凸で、母線 OA 上の点を含む。従って断面内には y 軸上の点から最大距離の点までの全ての距離があり、円錐を y 軸の周りに回転すると半径 R2(t) の円盤になる。以上から R2(t)={3t9−t2(0≦t≦3/2),(3/2≦t≦3),S2(t)=πR2(t)2.