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獨協医科大学/2023年度/2日目

獨協医科大学 2023年 2日目 数学 第4問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2023年度第4問

O を原点とする座標空間内に,底面の円の半径が1で高さが1の円柱 C:x2+y2≦1,0≦z≦1C: x^2+y^2\leq 1, \quad 0\leq z\leq 1 がある。xyxy 平面上の直線 y=−12(z=0)\displaystyle y=-\frac{1}{2}\quad (z=0) を含み,点 (0,1,1)(0,1,1) を通る平面を α\alpha とする。平面 α\alpha で円柱 CC を2つの立体に分けるとき,点 (0,1,0)(0,1,0) を含む方の立体を KK とする。また,円柱 CC の側面と平面 α\alpha との交線(円柱 CC の側面と平面 α\alpha との共通部分)を LL とする。 曲線 LL 上に点 PP をとる。円 x2+y2=1(z=0)x^2+y^2=1\quad (z=0) 上の点 QQ を線分 PQPQ が xyxy 平面に垂直となるような点とする。ただし,点 PP が xyxy 平面上にあるときは,点 QQ は点 PP と同じ点であるとする。点 PP の yy 座標が tt であるとき,線分 PQPQ の長さを tt を用いて表すと PQ=アイt+ウエ\displaystyle \mathrm{PQ}=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}}t+\frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}} である。

(1) 立体 KK の平面 y=t(−12≦t≦1)\displaystyle y=t\quad (-\frac{1}{2}\leq t\leq 1) による切断面の面積を S(t)S(t) とすると S(t)=(オカt+キク)ケ−tコ\displaystyle S(t)=\left(\frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}}t+\frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}}\right)\sqrt{\boxed{\text{ケ}}-t^{\boxed{\text{コ}}}} であり,立体 KK の体積を VV とすると V=サシ+スセπ\displaystyle V=\frac{\sqrt{\boxed{\text{サ}}}}{\boxed{\text{シ}}}+\frac{\boxed{\text{ス}}}{\boxed{\text{セ}}}\pi である。

(2) A(32,−12,0)\displaystyle A(\frac{\sqrt{3}}{2},-\frac{1}{2},0) とし,円 x2+y2=1(z=0)x^2+y^2=1\quad (z=0) の y≧−12\displaystyle y\geq -\frac{1}{2} の部分における弧 AQAQ の長さを θ\theta とする。このとき,線分 PQPQ の長さを θ\theta を用いて表すと PQ=ソタsin⁡(θ−チツπ)+テト\displaystyle \mathrm{PQ}=\frac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タ}}}\sin\left(\theta-\frac{\boxed{\text{チ}}}{\boxed{\text{ツ}}}\pi\right)+\frac{\boxed{\text{テ}}}{\boxed{\text{ト}}} である。したがって,円柱の側面のうち,円 x2+y2=1(z=0)x^2+y^2=1\quad (z=0) の y≧−12\displaystyle y\geq -\frac{1}{2} の部分と LL で囲まれた部分の面積を WW とすると W=ナニヌ+ネノπ\displaystyle W=\frac{\boxed{\text{ナ}}\sqrt{\boxed{\text{ニ}}}}{\boxed{\text{ヌ}}}+\frac{\boxed{\text{ネ}}}{\boxed{\text{ノ}}}\pi である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • PQ=23t+13,S(t)=(43t+23)1−t2,V=34+29π;\displaystyle \mathrm{PQ}=\frac23t+\frac13,\quad S(t)=\left(\frac43t+\frac23\right)\sqrt{1-t^2},\quad V=\frac{\sqrt3}{4}+\frac29\pi;
    (2)PQ=23sin⁡(θ−16π)+13,W=233+49π.\displaystyle (2)\quad \mathrm{PQ}=\frac23\sin\left(\theta-\frac16\pi\right)+\frac13,\quad W=\frac{2\sqrt3}{3}+\frac49\pi.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円柱の側面上で平面 α\alpha にある点は、x2+y2=1x^2+y^2=1 かつ平面の方程式を満たす。平面 α\alpha は y=−12,z=0\displaystyle y=-\frac12,z=0 を含む直線に平行な xx 方向をもち、さらに (0,1,1)(0,1,1) を通るので α:z=23y+13=2y+13.\displaystyle \alpha:\quad z=\frac23y+\frac13=\frac{2y+1}{3}. 側面上の点 PP の yy 座標が tt なら、真下の点 QQ は同じ x,yx,y 座標で z=0z=0 にある。したがって PQ=zP=23t+13.\displaystyle \mathrm{PQ}=z_P=\frac23t+\frac13.

(1) (0,1,0)(0,1,0) は平面 α\alpha より下側にあるので、立体 KK は円柱内で 0≦z≦(2y+1)/30\le z\le (2y+1)/3 となる側である。この上端が0以上となるのは y≧−12\displaystyle y\ge-\frac12 のときである。平面 y=ty=t で切ると、xx の範囲は −1−t2≦x≦1−t2-\sqrt{1-t^2}\le x\le\sqrt{1-t^2}、高さは (2t+1)/3(2t+1)/3 であるから S(t)=21−t2⋅2t+13=(43t+23)1−t2.\displaystyle S(t)=2\sqrt{1-t^2}\cdot\frac{2t+1}{3} =\left(\frac43t+\frac23\right)\sqrt{1-t^2}. 体積は断面積を −12≦t≦1\displaystyle -\frac12\le t\le1 で積分して V=∫−1/21(43t+23)1−t2 dt.\displaystyle V=\int_{-1/2}^1\left(\frac43t+\frac23\right)\sqrt{1-t^2}\,dt. まず 43∫−1/21t1−t2 dt=49(1−(−12)2)3/2=36.\displaystyle \frac43\int_{-1/2}^1t\sqrt{1-t^2}\,dt =\frac49\left(1-\left(-\frac12\right)^2\right)^{3/2} =\frac{\sqrt3}{6}. また t=sin⁡ut=\sin u とおくと ∫−1/211−t2 dt=∫−π/6π/2cos⁡2u du=[u2+sin⁡2u4]−π/6π/2=π3+38.\displaystyle \int_{-1/2}^1\sqrt{1-t^2}\,dt =\int_{-\pi/6}^{\pi/2}\cos^2u\,du =\left[\frac u2+\frac{\sin2u}{4}\right]_{-\pi/6}^{\pi/2} =\frac\pi3+\frac{\sqrt3}{8}. 従って V=36+23(π3+38)=34+29π.\displaystyle V=\frac{\sqrt3}{6}+\frac23\left(\frac\pi3+\frac{\sqrt3}{8}\right) =\frac{\sqrt3}{4}+\frac29\pi.

(2) 円の半径は1なので、弧長 θ\theta は中心角に等しい。AA の偏角は −π6\displaystyle -\frac\pi6 であり、弧 AQAQ を y≧−12\displaystyle y\ge-\frac12 の側にとると、点 QQ の偏角は θ−π6\displaystyle \theta-\frac\pi6。よって t=yQ=sin⁡(θ−π6)\displaystyle t=y_Q=\sin(\theta-\frac\pi6) だから PQ=23sin⁡(θ−π6)+13.\displaystyle \mathrm{PQ}=\frac23\sin\left(\theta-\frac\pi6\right)+\frac13. 円周のうち y≧−12\displaystyle y\ge-\frac12 にある弧の中心角は 4π3\displaystyle \frac{4\pi}{3} である。半径1の円柱側面を展開すると、弧方向の幅は角度の微小量 dθd\theta、高さは PQ\mathrm{PQ} であるため W=∫04π/3{23sin⁡(θ−π6)+13} dθ=23[−cos⁡(θ−π6)]04π/3+4π9=233+49π.\displaystyle W=\int_0^{4\pi/3}\left\{\frac23\sin\left(\theta-\frac\pi6\right)+\frac13\right\}\,d\theta =\frac23\left[-\cos\left(\theta-\frac\pi6\right)\right]_0^{4\pi/3}+\frac{4\pi}{9} =\frac{2\sqrt3}{3}+\frac49\pi. 検算 t=−12\displaystyle t=-\frac12 では PQ=0\mathrm{PQ}=0、t=1t=1 では PQ=1\mathrm{PQ}=1 となり、断面積は両端で0となる。また体積の二つの積分項はそれぞれ 36\displaystyle \frac{\sqrt3}{6} と 312+2π9\displaystyle \frac{\sqrt3}{12}+\frac{2\pi}{9} であり、その和が示した VV と一致する。

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