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愛媛大学/2008年度/前期

愛媛大学 2008年 数学 第4問解答・解説

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1問題

愛媛大学2008年度第4問

△ABC\triangle ABC の外心を OO、点 AA を通る外接円の直径を AA′AA' とし、BCBC の中点を DD、点 DD に関し点 A′A' と対称である点を HH とする。OA→=a⃗, OB→=b⃗, OC→=c⃗, OH→=h⃗\overrightarrow{OA}=\vec{a},\ \overrightarrow{OB}=\vec{b},\ \overrightarrow{OC}=\vec{c},\ \overrightarrow{OH}=\vec{h} とおく。

(1) h⃗\vec{h} を a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} で表せ。

(2) AH→⊥BC→\overrightarrow{AH}\perp\overrightarrow{BC} と BH→⊥CA→\overrightarrow{BH}\perp\overrightarrow{CA} を示せ。

(3) θ=∠ABC\theta=\angle ABC とし、RR を外接円の半径とする。BH=2R∣cos⁡θ∣\displaystyle BH=2R|\cos\theta| であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    h=a+b+ch=a+b+c
  • (2)
    AH⊥BC かつ BH⊥CA
  • (3)
    BH=2R∣cos⁡θ∣BH=2R|\cos\theta|

3解答

解答を見る途中式つきの解答

原文・対象確認

PDF p.8(印刷p.7)の大問4を原画像で確認した。設問は外心O、AA′を直径とし、BCの中点DとDに関してA′の対称点Hを定める。(1)はhの表示、(2)はAH⊥BCとBH⊥CAの証明、(3)はθ=∠ABCとしてBH=2R∣cos⁡θ∣BH=2R|\cos\theta|の証明である。表紙には「平成20年度 数学(前期日程)」とあり、医学部の選択問題は4・6・7・8と記されるため、大問4は医学部対象。

数学・範囲の点検

(1) OはAA′の中点なのでOA′→=−a⃗\overrightarrow{OA'}=-\vec a。DはBCの中点からOD→=b⃗+c⃗2\displaystyle \overrightarrow{OD}=\frac{\vec b+\vec c}{2}であり、A′Hの中点でもある。よって h⃗=2OD→−OA′→=a⃗+b⃗+c⃗\vec h=2\overrightarrow{OD}-\overrightarrow{OA'}=\vec a+\vec b+\vec c。

(2) AH→=h⃗−a⃗=b⃗+c⃗\overrightarrow{AH}=\vec h-\vec a=\vec b+\vec c、BC→=c⃗−b⃗\overrightarrow{BC}=\vec c-\vec bだから AH→⋅BC→=∣c⃗∣2−∣b⃗∣2=0\overrightarrow{AH}\cdot\overrightarrow{BC}=|\vec c|^2-|\vec b|^2=0。外心より∣b⃗∣=∣c⃗∣=R|\vec b|=|\vec c|=Rである。同様にBH→=a⃗+c⃗\overrightarrow{BH}=\vec a+\vec c、CA→=a⃗−c⃗\overrightarrow{CA}=\vec a-\vec cから BH→⋅CA→=∣a⃗∣2−∣c⃗∣2=0\overrightarrow{BH}\cdot\overrightarrow{CA}=|\vec a|^2-|\vec c|^2=0。したがって指定された二組が垂直。

(3) BH2=∣a⃗+c⃗∣2BH^2=|\vec a+\vec c|^2、AC2=∣a⃗−c⃗∣2AC^2=|\vec a-\vec c|^2。平行四辺形の対角線の平方和より両者の和は2∣a⃗∣2+2∣c⃗∣2=4R22|\vec a|^2+2|\vec c|^2=4R^2。正弦定理からAC=2Rsin⁡θAC=2R\sin\thetaなので BH2=4R2−4R2sin⁡2θ=4R2cos⁡2θBH^2=4R^2-4R^2\sin^2\theta=4R^2\cos^2\theta。長さBHは非負だから BH=2R∣cos⁡θ∣BH=2R|\cos\theta|。絶対値も含め原文・採用解説の結論と一致する。

使用するのは高校範囲の位置ベクトル、内積、円の性質、平行四辺形の恒等式と正弦定理である。

採用する解説

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • 内積による垂直の証明
  • 平行四辺形の対角線の平方和
  • 正弦定理

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