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愛媛大学/2008年度/前期

愛媛大学 2008年 数学 第7問解答・解説

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1問題

愛媛大学2008年度第7問

f(x)=xlog⁡∣x−1∣f(x)=x\log|x-1| とおく。

(1) lim⁡x→1f(x)\displaystyle\lim\limits _{x\to1}f(x) を求めよ。

(2) x>1x>1 において、導関数 f′(x)f'(x) の極値を求めよ。

(3) 関数 y=f(x)y=f(x) の増減、極値、曲線の凹凸を調べてグラフをかけ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) lim⁡x→1f(x)=−∞\displaystyle \quad \displaystyle\lim\limits _{x\to1}f(x)=-\infty\quad .
    (2) f′(x)\quad f'(x)\quad は x=2\quad x=2\quad で最小値 2\quad 2\quad をとり,最大値はない.
    (3) 定義域は x≠1\quad x\ne1\quad .増加区間は (−∞,0)\quad (-\infty,0)\quad ,(1,∞)\quad (1,\infty)\quad ,減少区間は (0,1)\quad (0,1)\quad .x=0\quad x=0\quad で極大値 0\quad 0\quad ,極小値はない。凹凸は (−∞,1)\quad (-\infty,1)\quad ,(1,2)\quad (1,2)\quad で上に凸,(2,∞)\quad (2,\infty)\quad で下に凸。変曲点は (2,0)\quad (2,0)\quad ,垂直漸近線は x=1\quad x=1\quad .

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) xx が1に十分近ければ x>12\displaystyle x>\frac12 である。また 0<∣x−1∣<10<|x-1|<1 のとき log⁡∣x−1∣<0\log|x-1|<0 だから f(x)=xlog⁡∣x−1∣<12log⁡∣x−1∣.\displaystyle f(x)=x\log|x-1|<\frac12\log|x-1|. x→1x\to1 のとき右辺は −∞-\infty に向かうので lim⁡x→1f(x)=−∞.\displaystyle \lim\limits _{x\to1}f(x)=-\infty.

(2) x>1x>1 では f′(x)=log⁡(x−1)+xx−1,f′′(x)=1x−1−1(x−1)2=x−2(x−1)2.\displaystyle f'(x)=\log(x-1)+\frac{x}{x-1}, \qquad f''(x)=\frac{1}{x-1}-\frac{1}{(x-1)^2} =\frac{x-2}{(x-1)^2}. したがって 1<x<21<x<2 で f′f' は減少し,x>2x>2 で増加するから,x=2x=2 で最小値をとる。その値は f′(2)=log⁡1+21=2.\displaystyle f'(2)=\log 1+\frac{2}{1}=2. x>2x>2 では f′f' が増加し続けるので最大値はない。

(3) 定義域は x≠1x\ne1 であり,その上で f′(x)=log⁡∣x−1∣+xx−1,f′′(x)=x−2(x−1)2.\displaystyle f'(x)=\log|x-1|+\frac{x}{x-1}, \qquad f''(x)=\frac{x-2}{(x-1)^2}. x<1x<1 では f′′(x)<0f''(x)<0 なので f′f' は減少する。また f′(0)=0f'(0)=0 であるから,x<0x<0 で f′(x)>0f'(x)>0,0<x<10<x<1 で f′(x)<0f'(x)<0 となる。x>1x>1 では(2)より f′(x)≧2>0f'(x)\ge2>0。よって ff は x<0x<0 で増加し,0<x<10<x<1 で減少し,x>1x>1 で増加する。したがって極大点は (0,0)(0,0) で,極大値は0である。極小値はない。

さらに f′′(x)<0(x<1, 1<x<2),f′′(x)>0(x>2)f''(x)<0\quad(x<1,\ 1<x<2),\qquad f''(x)>0\quad(x>2) より,曲線は x<1x<1 と 1<x<21<x<2 で上に凸,x>2x>2 で下に凸である。x=2x=2 で凹凸が変わり,f(2)=0f(2)=0 だから変曲点は (2,0)(2,0) である。

グラフの形を定めるため端の様子も確認する。x→1x\to1 のときは(1)より f(x)→−∞f(x)\to-\infty であり,x=1x=1 は垂直漸近線となる。また x→−∞x\to-\infty では x<0x<0,log⁡∣x−1∣>0\log|x-1|>0 なので f(x)→−∞f(x)\to-\infty,x→∞x\to\infty では f(x)→∞f(x)\to\infty である。さらに f(x)=0f(x)=0 となるのは x=0,2x=0,2 である。以上から,左側の枝は x<0x<0 で増加して (0,0)(0,0) で極大となり,そこから x=1x=1 に向かって −∞-\infty へ下がる。右側の枝は x=1x=1 の右で −∞-\infty から増加し,変曲点 (2,0)(2,0) を通って +∞+\infty へ向かう。

この問題で使う考え方

  • 関数の極限
  • 積の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 第二次導関数
  • 凹凸と変曲点

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