(1) 曲線 C:y=e−x の点 A(a,e−a) における接線の傾きは −e−a なので、法線 m の傾きは ea>0 である。法線が正の x 軸となす角を φ とすれば、0<φ<π/2、tanφ=ea であり、鉛直線 l1 との鋭角は θ=π/2−φ。従って tanθ=e−a.
(2) 法線方向の単位ベクトルと鉛直方向のベクトルをそれぞれ u=1+e2a(1,ea),v=(0,1) とする。v を法線方向の成分とそれに垂直な成分に分解すると、鏡映では後者の符号だけが変わる。したがって、鏡映後の方向ベクトルは 2(v⋅u)u−v=(1+e2a2ea,1+e2ae2a−1). 第1成分は正なので、l2 の傾きは 2eae2a−1=2ea−e−a. A は鏡映の軸 m 上にあり、鏡映で動かない。従って l2 は A を通り、 l2: y=e−a+2ea−e−a(x−a).
(3) P の y 座標を F(a) とおくと F(a)=e−a−2a(ea−e−a). 微分して整理すると F′(a)=−2a+1(ea+e−a). ea+e−a>0 だから、a<−1 では F′(a)>0、a>−1 では F′(a)<0。従って実数全体での最大値は a=−1 のときに限り得られ、 F(−1)=2e+e−1,a=−1.
(4) B=2e+e−1,D=2e−e−1 とおくと、1<B<e、D>0、e−B=D である。(3)の値 a=−1 に対し、A=(−1,e)、P=(0,B)、直線 AP は y=B−Dx と表せる。
e−x は下に凸なので、−1≦x≦0 ではグラフは (−1,e) と (0,1) を結ぶ線分以下にある。さらに B>1 だから、その線分は AP 以下にある。よって指定された領域は、−1≦x≦0 において曲線と AP の間の部分である。
高さ y で切った回転体の断面を考える。曲線は x=−logy、直線は x=(B−y)/D と表される。 1≦y≦B では、領域は −logy≦x≦0 であり、回転後は半径 logy の円盤となる。 B≦y≦e では、領域は −logy≦x≦(B−y)/D であり、回転後は外半径 logy、内半径 (y−B)/D の円環となる。 従って体積 V は V=π∫1B(logy)2dy+π∫Be{(logy)2−(Dy−B)2}dy=π∫1e(logy)2dy−D2π∫Be(y−B)2dy. 部分積分を2回行うと ∫1e(logy)2dy=[y{(logy)2−2logy+2}]1e=e−2. また、e−B=D より D21∫Be(y−B)2dy=3D2(e−B)3=3D. 以上から V=π(e−2−3D)=6π(5e+e−1−12).