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福井大学/2025年度

福井大学 2025年 数学 第3問解答・解説

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1問題

福井大学2025年度第3問

座標空間に直円柱がある。一方の底面はxy平面にあり, 原点を中心とする半径√2の円である。他方の底面は平面z = 4にある。xy平面上の直線x + y = 0を含み, 点(1, 1, 4)を通る平面αで, 直円柱を2つの立体に分けるとき, 小さい方の立体をAとする。このとき, 以下の問いに答えよ。

(1) Aの体積を求めよ。

(2) αによる切り口の面積を求めよ。

(3) Aの表面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

xy面を直交座標u=(x+y)/√2, v=(x−y)/√2に回し、平面で分かれる小さい側を記述する。積分で体積と円柱側面部分を求め、切り口面積は投影図形の伸縮から求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 163\displaystyle (1)\space{}\frac{16}{3}
    (2) 3π(2)\space{}3\pi
    (3) 4π+82(3)\space{}4\pi+8\sqrt2

4解答

解答を見る途中式つきの解答

平面 α\alpha は z=0z=0 上の直線 x+y=0x+y=0 を含み、点 (1,1,4)(1,1,4) を通る。したがって、その方程式は z=2(x+y)z=2(x+y) である。u=(x+y)/2u=(x+y)/\sqrt2、v=(x−y)/2v=(x-y)/\sqrt2 とおく。この変換は xyxy 平面内の回転なので、直円柱は u2+v2≦2,0≦z≦4u^2+v^2\le2,\qquad 0\le z\le4 で表され、平面は z=22uz=2\sqrt2u となる。高さ z>0z>0 における切断線は u=z/(22)>0u=z/(2\sqrt2)>0 であるから、小さい方の立体は切断線の uu が大きい側、すなわち 0≦z≦22u0\le z\le2\sqrt2u の部分である。この断面は高さごとに半円より小さくなるので、こちらが小さい側である。

(1) 固定した uu において、円柱内の vv の範囲は −2−u2≦v≦2−u2-\sqrt{2-u^2}\le v\le\sqrt{2-u^2}、立体の高さは 22u2\sqrt2u である。よって 0≦u≦20\le u\le\sqrt2 で薄い柱に分けると V=∫02(22u) 22−u2 du=42[−13(2−u2)3/2]02=163.\displaystyle \begin{aligned} V&=\int_0^{\sqrt2}(2\sqrt2u)\,2\sqrt{2-u^2}\,du\\ &=4\sqrt2\left[-\frac13(2-u^2)^{3/2}\right]_0^{\sqrt2} =\frac{16}{3}. \end{aligned}

(2) 平面 α\alpha 上の切り口を uvuv 平面に正射影すると、半径 2\sqrt2 の半円 u≧0u\ge0 になり、その面積は π\pi である。平面上では、uu 方向の単位長さは高さの変化 222\sqrt2 を伴うため長さが 1+(22)2=3\sqrt{1+(2\sqrt2)^2}=3 倍になる一方、vv 方向の長さは変わらない。したがって投影面積は3倍され、切り口の面積は 3⋅12π(2)2=3π.\displaystyle 3\cdot\frac12\pi(\sqrt2)^2=3\pi.

(3) 立体 AA の境界は、底面の半円、平面 α\alpha による切り口、および円柱の側面の一部からなる。上側の底面とは一点で接するだけなので、その面積は0である。底面の半円の面積は π\pi、切り口は (2) より 3π3\pi である。

円柱側面上で u=2cos⁡θu=\sqrt2\cos\theta、v=2sin⁡θv=\sqrt2\sin\theta(−π/2≦θ≦π/2-\pi/2\le\theta\le\pi/2)とおくと、側面上で AA に含まれる部分の高さは z=22u=4cos⁡θz=2\sqrt2u=4\cos\theta である。円柱を側面に沿って展開したとき、弧の長さ要素は ds=2 dθds=\sqrt2\,d\theta だから、この側面部分の面積は ∫−π/2π/24cos⁡θ 2 dθ=82.\displaystyle \int_{-\pi/2}^{\pi/2}4\cos\theta\,\sqrt2\,d\theta=8\sqrt2. 以上より、表面積は π+3π+82=4π+82.\pi+3\pi+8\sqrt2=4\pi+8\sqrt2.

この問題で使う考え方

  • 三角関数の周期・グラフ
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 置換積分法
  • 定積分による体積

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