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福井大学/2025年度

福井大学 2025年 数学 第4問解答・解説

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1問題

福井大学2025年度第4問

大中小の3個のさいころを投げ, 大のさいころの出た目をa, 中のさいころの出た目をb, 小のさいころの出た目をcとする。a, b, cの値を用いて, 3次関数 f(x) = (1/3)ax³ − bx² + 3cx を定めるとき, 以下の問いに答えよ。

(1) f′(2) = 0となる確率を求めよ。

(2) f(x)がx = 3で極値をとる確率を求めよ。

(3) f(x)が極値をとる関数であったとき, x = 3で極値をとる条件付き確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 172,\displaystyle (1)\space{}\frac{1}{72},
    (2) 136,\displaystyle (2)\space{}\frac{1}{36},
    (3) 649\displaystyle (3)\space{}\frac{6}{49}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

・ さいころの出目 (a,b,c)(a,b,c) はそれぞれ 11 から 66 までで、全事象は 63=2166^3=216 通りである。 f′(x)=ax2−2bx+3cf'(x)=ax^2-2bx+3c より、f′(2)=0f'(2)=0 は 4a−4b+3c=04a-4b+3c=0 と同値である。これを 44 を法として見ると 3c≡0(mod4)3c\equiv0\pmod4 なので、cc は 44 の倍数であり、範囲から c=4c=4 である。元の式に代入すると b=a+3b=a+3 となり、a=1,2,3a=1,2,3 の3通りを得る。したがって P(f′(2)=0)=3216=172.\displaystyle P(f'(2)=0)=\frac{3}{216}=\boxed{\frac{1}{72}}.

・ x=3x=3 が極値点となるには、f′(3)=0f'(3)=0 かつ f′′(3)≠0f''(3)\ne0 が必要十分である。まず f′(3)=9a−6b+3c=0であるための必要十分条件はc=2b−3a.f'(3)=9a-6b+3c=0\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad c=2b-3a. この条件の下で f′′(3)=6a−2b=2(3a−b),f''(3)=6a-2b=2(3a-b), したがって f′′(3)≠0f''(3)\ne0 は b≠3ab\ne3a と同値である。b=3ab=3a なら、さらに c=3ac=3a となり、f′(x)=a(x−3)2f'(x)=a(x-3)^2 で符号が変わらないため、x=3x=3 は極値点ではない。

1≦a,b,c≦61\le a,b,c\le6 と c=2b−3ac=2b-3a を満たす候補を調べる。 abc=2b−3ab≠3a を満たす組数12,3,41,3,5224,5,62,4,6235,61,324,5,6なしなし0\begin{array}{c|c|c|c} a&b&c=2b-3a&b\ne3a\text{ を満たす組数}\\ \hline 1&2,3,4&1,3,5&2\\ 2&4,5,6&2,4,6&2\\ 3&5,6&1,3&2\\ 4,5,6&\text{なし}&\text{なし}&0 \end{array} 候補8通りのうち (1,3,3)(1,3,3) と (2,6,6)(2,6,6) は b=3ab=3a の重根の場合である。残る6通りが極値を与えるから P(x=3 で極値)=6216=136.\displaystyle P(x=3\text{ で極値})=\frac{6}{216}=\boxed{\frac{1}{36}}.

・ f(x)f(x) が極値をもつための必要十分条件は、f′(x)f'(x) が異なる2実根をもつことである。判別式が正となる条件を計算すると (−2b)2−4a(3c)>0であるための必要十分条件はb2>3ac.(-2b)^2-4a(3c)>0\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad b^2>3ac. 各 a,ba,b に対し、1≦c≦61\le c\le6 かつ c<b23a\displaystyle c<\dfrac{b^2}{3a} を満たす cc の個数を数えると次の通りである。 b=1b=2b=3b=4b=5b=6計a=101256620a=200124512a=30001236a=40001225a=50001124a=60000112計49\begin{array}{c|rrrrrr|r} &b=1&b=2&b=3&b=4&b=5&b=6&計\\ \hline a=1&0&1&2&5&6&6&20\\ a=2&0&0&1&2&4&5&12\\ a=3&0&0&0&1&2&3&6\\ a=4&0&0&0&1&2&2&5\\ a=5&0&0&0&1&1&2&4\\ a=6&0&0&0&0&1&1&2\\ \hline 計&&&&&&&49 \end{array} したがって、f(x)f(x) が極値をもつ場合は49通りである。(2)の6通りはすべてこの場合に含まれるので、求める条件付き確率は 649=649.\displaystyle \frac{6}{49}=\boxed{\frac{6}{49}}.

この問題で使う考え方

  • 導関数の代入
  • 二次方程式の判別式
  • さいころの全事象の計数
  • 条件付き確率

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