(1) α=a+bi(a,b は実数)とおく。条件 ∣α∣=∣α−2∣ を二乗して整理すると a2+b2=(a−2)2+b2 となる。したがって a=1、すなわち Re(α)=1 である。
以下、α=1+it(t は実数)とおく。条件式は α2+β2−2α−2β+2=(α−1)2+(β−1)2=0 と変形できるので、(β−1)2=t2 である。よって (β−1−t)(β−1+t)=0 から β=1+st(s=1 または s=−1)を得る。
(2) z=αβ とし、X=Re(z)、Y=Im(z) とおくと X=1+st,Y=t+st2=t(1+st)=tX. ここで t=s(X−1) だから、s=1 では Y=X2−X、s=−1 では Y=−X2+X となる。逆に、任意の実数 X に対し、s を 1,−1 のいずれかとして t=s(X−1) とすればその点が得られる。したがって軌跡は Y=X2−XまたはY=−X2+X(X は実数) の二つの放物線全体である。頂点はそれぞれ (21,−41)、(21,41)、交点は (0,0) と (1,0) である。
矢印は各放物線が両側へ続くことを表す。
(3) 偏角の条件が定義されるため t=0 である。また α−1β−1=itst=−si だから、偏角が 2π となるのは s=−1 の場合である。したがって β=1−t。
三次方程式の係数は実数なので、α=1+it が根ならその共役 αˉ=1−it も根である。t=0 なので二根は異なり、残る根は実数 β=1−t である。解と係数の関係から、根の二つずつの積の和は 818=49 だから ααˉ+β(α+αˉ)=(1+t2)+2(1−t)=t2−2t+3=49. よって (t−21)(t−23)=0. さらに根の積は 85 なので (1+t2)(1−t)=85. t=21 ではこの等式が成り立つが、t=23 では左辺が −813 となる。したがって t=21 であり、 α=1+2i,β=21. 根の和 25 は −8k に等しいから k=−20 である。実際、 8x3−20x2+18x−5=(2x−1)(4x2−8x+5), その根は 21,1+2i,1−2i となり、求めた値と一致する。