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福井大学/2025年度

福井大学 2025年 数学 第2問解答・解説

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1問題

福井大学2025年度第2問

関数 f(x) = (eˣ − e⁻ˣ)/(eˣ + e⁻ˣ) に対して, Iₙ = ∫₀ˡᵒᵍ² {f(x)}ⁿ dx (n = 1, 2, ...) とする。このとき, 以下の問いに答えよ。

(1) f′(x) = 1 − {f(x)}² が成り立つことを示せ。

(2) I₂を求めよ。

(3) Iₙ₊₂をnとIₙを用いて表せ。さらにI₄を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

置く a=log⁡2a=\log 2、N=ex−e−xN=e^x-e^{-x}、D=ex+e−xD=e^x+e^{-x} とすると f=N/Df=N/D であり、D>0D>0 である。また N′=DN'=D、D′=ND'=N だから、商の微分法により f′(x)=N′D−ND′D2=D2−N2D2=1−(ND)2=1−{f(x)}2.\displaystyle f'(x)=\frac{N'D-ND'}{D^2} =\frac{D^2-N^2}{D^2} =1-\left(\frac ND\right)^2 =1-\{f(x)\}^2. さらに f(0)=0,f(a)=2−122+12=35.\displaystyle f(0)=0,\qquad f(a)=\frac{2-\frac12}{2+\frac12}=\frac35.

(2) f′=1−f2f'=1-f^2 を積分すると I2=∫0af(x)2 dx=∫0a(1−f′(x)) dx=a−f(a)+f(0)=log⁡2−35.\displaystyle I_2=\int_0^a f(x)^2\,dx =\int_0^a(1-f'(x))\,dx =a-f(a)+f(0) =\log 2-\frac35.

(3) 合成関数の微分から {fn+1}′=(n+1)fnf′=(n+1)(fn−fn+2).\{f^{n+1}\}'=(n+1)f^n f' =(n+1)(f^n-f^{n+2}). これを 00 から aa まで積分すると f(a)n+1−f(0)n+1=(n+1)(In−In+2).f(a)^{n+1}-f(0)^{n+1} =(n+1)(I_n-I_{n+2}). 端点値を代入して In+2=In−(3/5)n+1n+1(n=1,2,…).\displaystyle I_{n+2}=I_n-\frac{(3/5)^{n+1}}{n+1} \qquad(n=1,2,\ldots). n=2n=2 と (2) の結果から I4=I2−(3/5)33=log⁡2−35−9125=log⁡2−84125.\displaystyle I_4=I_2-\frac{(3/5)^3}{3} =\log 2-\frac35-\frac9{125} =\log 2-\frac{84}{125}.

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 合成関数の微分
  • 不定積分・定積分の性質

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