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福岡大学/2023年度/系統別 系統別

福岡大学 2023年 数学 第I問解答・解説

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1問題

福岡大学2023年度第I問

次の □\square をうめよ。答は解答用紙の該当欄に記入せよ。

(i) 2次方程式 x2+2kx+4k−3=0x^{2}+2kx+4k-3=0 は2つの実数解 α,β\alpha,\beta をもつとする。ただし,α<β\alpha<\beta とする。このとき,kk の値の範囲は (1)(1) である。また,β≦k\beta\leq k となるような kk の値の範囲は (2)(2) である。

(ii) 3個のさいころ A,B,CA,B,C を1回ずつ投げる。さいころ AA の出た目が4であり,かつ3個のさいころの出た目の最大値が4である確率は (3)(3) である。3個のさいころの出た目の最大値が4であるときに,さいころ AA の出た目が4である確率は (4)(4) である。

(iii) 無限級数 ∑n=1∞(9x2+36x+34)n\displaystyle\sum\limits _{n=1}^{\infty}(9x^{2}+36x+34)^{n} が収束するような xx の値の範囲は (5)(5) であり,この無限級数の和が2のとき,xx の値は (6)(6) である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1): (−∞,1)∪(3,∞),(2): [−2+133,1)∪(3,∞),(3): 227,(4): 1637,(5): (−2−13,−73)∪(−53,−2+13),(6): −2±269\displaystyle \begin{aligned}(1)&:\space{}(-\infty,1)\cup(3,\infty),&(2)&:\space{}\left[\frac{-2+\sqrt{13}}3,1\right)\cup(3,\infty),\\(3)&:\space{}\frac2{27},&(4)&:\space{}\frac{16}{37},\\(5)&:\space{}\left(-2-\frac1{\sqrt3},-\frac73\right)\cup\left(-\frac53,-2+\frac1{\sqrt3}\right),&(6)&:\space{}-2\pm\frac{2\sqrt6}{9}\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

問題 I

(i) 解の公式より α=−k−k2−4k+3,β=−k+k2−4k+3.\alpha=-k-\sqrt{k^2-4k+3},\qquad \beta=-k+\sqrt{k^2-4k+3}. α<β\alpha<\beta は判別式が正であることと同値なので k2−4k+3>0すなわちk<1 または k>3.k^2-4k+3>0 \quad\text{すなわち}\quad k<1\ \text{または}\ k>3. したがって (1)k<1 または k>3.(1)\quad k<1\ \text{または}\ k>3. さらに β≦k\beta\le k は k2−4k+3≦2k\sqrt{k^2-4k+3}\le 2k と同値である。左辺は正なので、この不等式には k>0k>0 が必要である。この条件のもとで平方すると k2−4k+3≦4k2すなわち3k2+4k−3≧0.k^2-4k+3\le4k^2 \quad\text{すなわち}\quad 3k^2+4k-3\ge0. 二次式の根は (−2±13)/3(-2\pm\sqrt{13})/3 であり、k>0k>0 と合わせると k≧(−2+13)/3k\ge(-2+\sqrt{13})/3 となる。これを二つの異なる実根の条件と交差させて (2)−2+133≦k<1 または k>3.\displaystyle (2)\quad \frac{-2+\sqrt{13}}{3}\le k<1\ \text{または}\ k>3.

(ii) 全事象は 63=2166^3=216 通りである。Aの目が4で、かつ最大値が4となるには、B,Cはそれぞれ1から4のいずれかでよいので、該当するのは 42=164^2=16 通りである。従って (3)=16216=227.\displaystyle (3)=\frac{16}{216}=\frac{2}{27}. 最大値が4となる事象は、全て4以下となる 434^3 通りから全て3以下となる 333^3 通りを除いた 64−27=3764-27=37 通りである。このうちAの目が4であるものは16通りだから (4)=1637.\displaystyle (4)=\frac{16}{37}.

(iii) r=9x2+36x+34=9(x+2)2−2r=9x^2+36x+34=9(x+2)^2-2 とおく。無限等比級数 ∑n=1∞rn\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{\infty}r^n の収束条件は ∣r∣<1|r|<1 である。よって −1<9(x+2)2−2<1すなわち13<∣x+2∣<13.\displaystyle -1<9(x+2)^2-2<1 \quad\text{すなわち}\quad \frac13<|x+2|<\frac1{\sqrt3}. 従って収束する範囲は (5)−2−13<x<−73または−53<x<−2+13.\displaystyle (5)\quad -2-\frac1{\sqrt3}<x<-\frac73\quad\text{または}\quad-\frac53<x<-2+\frac1{\sqrt3}. このとき級数の和は r/(1−r)r/(1-r) であるから、和が2となる条件は r1−r=2すなわちr=23.\displaystyle \frac{r}{1-r}=2 \quad\text{すなわち}\quad r=\frac23. これを 9x2+36x+34=r9x^2+36x+34=r に代入すると 27x2+108x+100=0,27x^2+108x+100=0, 従って (6)x=−2±269.\displaystyle (6)\quad x=-2\pm\frac{2\sqrt6}{9}. この二つの値はいずれも r=2/3r=2/3 を満たすので、収束条件内にある。

(1): k<1 または k>3,(2): −2+133≦k<1 または k>3,(3): 227,(4): 1637,(5): −2−13<x<−73 または −53<x<−2+13,(6): −2±269\displaystyle \boxed{ \begin{aligned} (1)&:\ k<1\ \text{または}\ k>3,\\ (2)&:\ \frac{-2+\sqrt{13}}3\le k<1\ \text{または}\ k>3,\\ (3)&:\ \frac{2}{27},\qquad (4):\ \frac{16}{37},\\ (5)&:\ -2-\frac1{\sqrt3}<x<-\frac73\ \text{または}\ -\frac53<x<-2+\frac1{\sqrt3},\\ (6)&:\ -2\pm\frac{2\sqrt6}{9} \end{aligned}}

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 二次不等式とグラフ
  • 二次方程式の判別式
  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率
  • 無限等比級数

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