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北海道大学/2014年度

北海道大学 2014年 数学 第2問解答・解説

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1問題

北海道大学2014年度第2問

四面体 OABC は, OA = OB = OC = 1, ∠AOB=∠BOC=∠COA=90∘\angle AOB = \angle BOC = \angle COA = 90^{\circ} をみたす。辺 OA 上の点 P と辺 OB 上の点 Q を OP = p, OQ = q, pq=12\displaystyle pq = \frac{1}{2} となるようにとる。 p+q=tp + q = t とし, △CPQ\triangle CPQ の面積を S とする。

(1) t のとり得る値の範囲を求めよ。

(2) S を t で表せ。

(3) S の最小値,およびそのときの p, q を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

  • (1) 2≦t≦32,\displaystyle \sqrt2\le t\le\frac32,\qquad (2) S=12t2−34,\displaystyle S=\frac12\sqrt{t^2-\frac34},\qquad (3) Smin⁡=54\displaystyle S_{\min}=\frac{\sqrt5}{4}\quadat p=q=12.\displaystyle p=q=\frac1{\sqrt2}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

座標を O=(0,0,0),A=(1,0,0),B=(0,1,0),C=(0,0,1)O=(0,0,0), A=(1,0,0), B=(0,1,0), C=(0,0,1) とおく。OA,OB,OCOA,OB,OC は互いに垂直で長さ 11 なので、この設定ができる。P=(p,0,0)P=(p,0,0)、Q=(0,q,0)Q=(0,q,0) と書くと、P,QP,Q がそれぞれ OA,OBOA,OB 上にあり pq=1/2pq=1/2 であることから 0<p,q≦1.0<p,q\le1.

(1) t=p+qt=p+q とする。まず t2−2=(p−q)2≧0t^2-2=(p-q)^2\ge0 より t≧2t\ge\sqrt2。また 32−t=(1−p)(1−q)≧0\displaystyle \frac32-t=(1-p)(1-q)\ge0 だから t≦3/2t\le3/2 である。

この区間内のすべての値が実現することも確かめる。2≦t≦3/2\sqrt2\le t\le3/2 を満たすすべてのttに対して、 X2−tX+12=0\displaystyle X^2-tX+\frac12=0 の判別式は t2−2≧0t^2-2\ge0 である。2つの解は和が t>0t>0、積が 1/2>01/2>0 なので、ともに正である。大きい方の解 r=t+t2−22\displaystyle r=\frac{t+\sqrt{t^2-2}}2 は r≦1r\le1 である。実際、2−t≧02-t\ge0 かつ (2−t)2−(t2−2)=6−4t≧0(2-t)^2-(t^2-2)=6-4t\ge0 より t2−2≦2−t\sqrt{t^2-2}\le2-t である。小さい方の解も正で rr 以下だから、2解とも0より大きく1以下である。これらを p,qp,q とすれば、辺上の条件と pq=1/2,p+q=tpq=1/2, p+q=t を満たす。したがって 2≦t≦32.\displaystyle \boxed{\sqrt2\le t\le\frac32}.

(2) CP2=1+p2CP^2=1+p^2、CQ2=1+q2CQ^2=1+q^2、PQ2=p2+q2PQ^2=p^2+q^2 である。θ=∠PCQ\theta=\angle PCQ とおくと、三角形 CPQCPQ の余弦定理から CP CQcos⁡θ=CP2+CQ2−PQ22=1.\displaystyle CP\,CQ\cos\theta =\frac{CP^2+CQ^2-PQ^2}{2}=1. よって面積 SS は S2=14(CP CQ)2sin⁡2θ=14((CP CQ)2−(CP CQcos⁡θ)2)=14((1+p2)(1+q2)−1)=14(p2+q2+p2q2).\displaystyle \begin{aligned} S^2 &=\frac14(CP\,CQ)^2\sin^2\theta\\ &=\frac14\left((CP\,CQ)^2-(CP\,CQ\cos\theta)^2\right)\\ &=\frac14\left((1+p^2)(1+q^2)-1\right)\\ &=\frac14\left(p^2+q^2+p^2q^2\right). \end{aligned} ここで p2+q2=(p+q)2−2pq=t2−1p^2+q^2=(p+q)^2-2pq=t^2-1、p2q2=1/4p^2q^2=1/4 だから S=12t2−34.\displaystyle \boxed{S=\frac12\sqrt{t^2-\frac34}}.

(3) t≧2>0t\ge\sqrt2>0 なので t2−3/4t^2-3/4 は tt とともに増加する。したがって SS は最小の許容値 t=2t=\sqrt2 で最小となる。このとき t2−2=(p−q)2=0t^2-2=(p-q)^2=0 より p=qp=q。pq=1/2pq=1/2 と合わせて p=q=1/2p=q=1/\sqrt2 であり、 Smin⁡=122−34=54,(p,q)=(12,12).\displaystyle \boxed{S_{\min}=\frac12\sqrt{2-\frac34}=\frac{\sqrt5}{4}},\qquad \boxed{(p,q)=\left(\frac1{\sqrt2},\frac1{\sqrt2}\right)}.

この問題で使う考え方

  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • 空間図形の性質
  • 余弦定理
  • 三角比による面積
  • 空間図形の計量

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