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北海道大学/2024年度

北海道大学 2024年 数学 第4問解答・解説

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1問題

北海道大学2024年度第4問

三角形 OAB が, ∣OA→∣=3|\overrightarrow{OA}| = 3, ∣AB→∣=5|\overrightarrow{AB}| = 5, OA→⋅OB→=10\overrightarrow{OA} \cdot \overrightarrow{OB} = 10 をみたしているとする。三角形 OAB の内接円の中心を I とし, この内接円と辺 OA の接点を H とする。

(1) 辺 OB の長さを求めよ。

(2) OI→\overrightarrow{OI} を OA→\overrightarrow{OA} と OB→\overrightarrow{OB} を用いて表せ。

(3) HI→\overrightarrow{HI} を OA→\overrightarrow{OA} と OB→\overrightarrow{OB} を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)∣OB∣=6(1) |OB|=6。 (2)OI=(3/7)OA+(3/14)OB(2) OI=(3/7)OA+(3/14)OB。 (3)HI=−(5/21)OA+(3/14)OB(3) HI=-(5/21)OA+(3/14)OB。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) AB→=OB→−OA→\overrightarrow{AB}=\overrightarrow{OB}-\overrightarrow{OA} より、25=∣OB→−OA→∣2=∣OB→∣2+∣OA→∣2−2OA→⋅OB→=∣OB→∣2+9−20=∣OB→∣2−11.\begin{aligned}25&=|\overrightarrow{OB}-\overrightarrow{OA}|^2\\&=|\overrightarrow{OB}|^2+|\overrightarrow{OA}|^2-2\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}\\&=|\overrightarrow{OB}|^2+9-20=|\overrightarrow{OB}|^2-11.\end{aligned}したがって ∣OB→∣2=36|\overrightarrow{OB}|^2=36 であり、∣OB→∣=6|\overrightarrow{OB}|=6。

(2) 半周長は (3+5+6)/2=7(3+5+6)/2=7。内接円の半径を rr、三角形 OABOAB の面積を Δ\Delta とすると、Δ=7r\Delta=7r。OI→=xOA→+yOB→\overrightarrow{OI}=x\overrightarrow{OA}+y\overrightarrow{OB} とおく。内心から各辺までの距離は rr なので、[△OBI]=3r[\triangle OBI]=3r、[△OAI]=3r/2[\triangle OAI]=3r/2。一方、ベクトルの面積比から [△OBI]=xΔ[\triangle OBI]=x\Delta、[△OAI]=yΔ[\triangle OAI]=y\Delta。よって x=3/7x=3/7、y=3/14y=3/14 となり、OI→=37OA→+314OB→.\displaystyle \overrightarrow{OI}=\frac{3}{7}\overrightarrow{OA}+\frac{3}{14}\overrightarrow{OB}.

(3) 円への接線の長さは同じ外部の点から引くと等しい。頂点 O,A,BO,A,B からの接線の長さをそれぞれ u,v,wu,v,w とすると、u+v=3,v+w=5,u+w=6.u+v=3,\qquad v+w=5,\qquad u+w=6. したがって u=(3+6−5)/2=2u=(3+6-5)/2=2、すなわち ∣OH→∣=2|\overrightarrow{OH}|=2。HH は辺 OAOA 上にあるから OH→=23OA→\displaystyle \overrightarrow{OH}=\frac{2}{3}\overrightarrow{OA}。ゆえにHI→=OI→−OH→=(37−23)OA→+314OB→=−521OA→+314OB→.\displaystyle \overrightarrow{HI}=\overrightarrow{OI}-\overrightarrow{OH}=\left(\frac{3}{7}-\frac{2}{3}\right)\overrightarrow{OA}+\frac{3}{14}\overrightarrow{OB}=-\frac{5}{21}\overrightarrow{OA}+\frac{3}{14}\overrightarrow{OB}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角形の中心
  • 三角形の性質
  • 円の性質

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