東京慈恵会医科大学 2023年度 数学 Q4
x=rcosθ, y=rsinθ と置くと、x2+y2=r2>0 で P=(x,y,0),Q=(r2x,r2y,0). 直線 AP 上の点は A+λ(P−A)=(λx,λy,1−λ), 直線 BQ 上の点は B+μ(Q−B)=(r2μx,r2μy,−1+μ) と表せる。交点では最初の2座標が一致し、(x,y)=(0,0) なので λ=r2μ. 第3座標の一致条件は 1−λ=−1+μ、すなわち λ+μ=2。これを解くと λ=1+r22,μ=1+r22r2. したがって a=1+r22rcosθ,b=1+r22rsinθ,c=r2+1r2−1.
(1) a,b,c の関係式
上の表示から a2+b2+c2=(1+r2)24r2cos2θ+4r2sin2θ+(r2−1)2=(1+r2)24r2+(r2−1)2=(1+r2)2(1+r2)2=1. よって a2+b2+c2=1.
(2) 内積の最大値とそのときの a,b,c
条件 rcosθ=1/2 の下で u=rsinθ と置く。このとき u は任意の実数をとり、 r2=41+u2,1+r2=u2+45. 上で得た a,b,c の式は a=u2+5/41,b=u2+5/42u,c=u2+5/4u2−3/4 となる。したがって OG⋅OR=4a+b+c=u2+5/4u2+2u+13/4. 分母は常に正であり、 3−(4a+b+c)=u2+5/43(u2+5/4)−(u2+2u+13/4)=u2+5/42(u−1/2)2≧0. 等号は u=1/2 のときに成立する。この値は条件に適合し、実際 r2=1/2、cosθ=sinθ=1/2 とできる(θ=π/4)。そのとき a=32,b=32,c=−31. よって max(OG⋅OR)=3,(a,b,c)=(32,32,−31).
**使用解法:** 2直線を媒介変数表示して交点を求める、三角関数の基本恒等式、条件を1変数に置き換え平方完成で最大値と等号条件を判定する。
**issues:** なし。