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香川大学/2008年度/前期

香川大学 2008年 数学 第1問解答・解説

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1問題

香川大学2008年度第1問

△OAB\triangle OAB に対し,a⃗=OA→\vec{a}=\overrightarrow{OA},b⃗=OB→\vec{b}=\overrightarrow{OB} とおく。△OAB\triangle OAB の重心 GG を通る直線 ℓ\ell は辺 OAOA と交わり,その交点を CC とする。ただし,点 CC は頂点 OO とは異なるとする。直線 ℓ\ell と直線 OBOB が交わるとき,その交点を DD とし,OC→=ra⃗\overrightarrow{OC}=r\vec{a},OD→=sb⃗\overrightarrow{OD}=s\vec{b} とする。このとき,次の問に答えよ。

1. OG→\overrightarrow{OG} を a⃗,b⃗\vec{a},\vec{b} を用いて表せ。

2. OG→\overrightarrow{OG} を r,s,OC→,OD→r,s,\overrightarrow{OC},\overrightarrow{OD} を用いて表せ。

3. 1r+1s\displaystyle \frac{1}{r}+\frac{1}{s} の値を求めよ。

4. △OCD\triangle OCD の面積と △OAB\triangle OAB の面積が等しいとき,rr の値を求めよ。

5. OC:CA=3:1OC:CA=3:1 のとき,OD:DBOD:DB を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

OG→=OO→+OA→+OB→3=a⃗+b⃗3.(1)OC→=ra⃗,OD→=sb⃗ より、a⃗=1rOC→,b⃗=1sOD→.∴OG→=13rOC→+13sOD→.(2)点 G は直線 CD 上にあるから、ある実数 t を用いて OG→=(1−t)OC→+tOD→ と書ける。OC→,OD→ はそれぞれ a⃗,b⃗ の非零倍であり、a⃗,b⃗ は一次独立である。したがって (2) の係数の和は 1 で、13r+13s=1.∴1r+1s=3,s=r3r−1(r≠13).(3)[OCD]=∣rs∣[OAB] なので、問4の条件は ∣rs∣=1。 (3) と 0<r≦1 より\displaystyle \begin{aligned} &\overrightarrow{OG}=\frac{\overrightarrow{OO}+\overrightarrow{OA}+\overrightarrow{OB}}3=\frac{\vec a+\vec b}3.\quad (1)\\ &\overrightarrow{OC}=r\vec a,\quad \overrightarrow{OD}=s\vec b\text{ より、}\quad\vec a=\frac1r\overrightarrow{OC},\quad\vec b=\frac1s\overrightarrow{OD}.\\ &\therefore\quad\overrightarrow{OG}=\frac1{3r}\overrightarrow{OC}+\frac1{3s}\overrightarrow{OD}.\quad (2)\\ & \text{点 }G\text{ は直線 }CD\text{ 上にあるから、ある実数 }t\text{ を用いて }\overrightarrow{OG}=(1-t)\overrightarrow{OC}+t\overrightarrow{OD}\text{ と書ける。}\\ &\overrightarrow{OC},\overrightarrow{OD}\text{ はそれぞれ }\vec a,\vec b\text{ の非零倍であり、}\vec a,\vec b\text{ は一次独立である。}\\ &\text{したがって (2) の係数の和は }1\text{ で、}\quad\frac1{3r}+\frac1{3s}=1.\\ &\therefore\quad\frac1r+\frac1s=3,\quad s=\frac{r}{3r-1}\quad(r\ne\tfrac13).\quad (3)\\ &[OCD]=|rs|[OAB]\text{ なので、問4の条件は }|rs|=1\text{。 (3) と }0<r\le1\text{ より} \end{aligned} {r2=1−3r,0<r<13,r2=3r−1,13<r≦1.\displaystyle \begin{cases} r^2=1-3r,&0<r<\frac13,\\ r^2=3r-1,&\frac13<r\le1. \end{cases} 前者から r=−3+132、後者から r=3±52 を得るが、0<r≦1 を満たすのは 3−52。∴r=−3+132またはr=3−52.(4)OCCA=r1−r=3 より r=34。 (3) に代入して 1s=3−43=53、ゆえに s=35.∴OD:DB=s:(1−s)=35:25=3:2.(5)\displaystyle \begin{aligned} &\text{前者から }r=\frac{-3+\sqrt{13}}2\text{、後者から }r=\frac{3\pm\sqrt5}2\text{ を得るが、}0<r\le1\text{ を満たすのは }\frac{3-\sqrt5}2\text{。}\\ &\therefore\quad r=\frac{-3+\sqrt{13}}2\quad\text{または}\quad r=\frac{3-\sqrt5}2.\quad (4)\\ &\frac{OC}{CA}=\frac{r}{1-r}=3\text{ より }r=\frac34\text{。 (3) に代入して }\frac1s=3-\frac43=\frac53\text{、ゆえに }s=\frac35.\\ &\therefore\quad OD:DB=s:(1-s)=\frac35:\frac25=3:2.\quad (5) \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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