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香川大学/2015年度/前期

香川大学 2015年 数学 第1問解答・解説

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1問題

香川大学2015年度第1問

図のような一辺の長さが 11 の立方体 OABC-DEFGOABC\text{-}DEFG において,OA→=a⃗,OC→=c⃗,OD→=d⃗\overrightarrow{OA}=\vec{a},\quad \overrightarrow{OC}=\vec{c},\quad \overrightarrow{OD}=\vec{d} とする。MM を辺 OCOC の中点,R,SR,S をそれぞれ辺 AEAE,辺 GFGF 上の点とする。AR=r,GS=s,∠RMS=θAR=r,\quad GS=s,\quad \angle RMS=\theta とおくとき,次の問に答えよ。

立方体OABC−DEFGの図で、上面は手前左からA、B、奥にO、C、下面は手前左からE、F、奥にD、Gと記されている。見えない辺OD、DE、DGは破線で、他の辺は実線で描かれている。

1. MR→, MS→\overrightarrow{MR},\ \overrightarrow{MS} を,それぞれ r,s,a⃗,c⃗,d⃗r,s,\vec{a},\vec{c},\vec{d} を用いて表せ。   2. cos⁡θ\cos\theta を r,sr,s を用いて表せ。   3. △MRS\triangle MRS が ∠RMS=90∘\angle RMS=90^{\circ} の直角二等辺三角形のとき,rr と ss の値を求めよ。   4. ∠MRS\angle MRS はつねに鋭角であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) MR→=a⃗−12c⃗+rd⃗,MS→=sa⃗+12c⃗+d⃗\displaystyle \overrightarrow{MR}=\vec a-\frac12\vec c+r\vec d,\quad \overrightarrow{MS}=s\vec a+\frac12\vec c+\vec d。
    (2) cos⁡θ=r+s−14(r2+54)(s2+54)\displaystyle\cos\theta=\frac{r+s-\frac14}{\sqrt{(r^2+\frac54)(s^2+\frac54)}}。
    (3) r=s=18\displaystyle r=s=\frac18。
    (4) ∠MRS\angle MRSはつねに鋭角。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

原文・入力

数学の確認

立方体の辺の長さは1なので、a⃗,c⃗,d⃗\vec a,\vec c,\vec d は互いに垂直な単位ベクトルである。図の頂点の位置ベクトルは OM→=12c⃗,OR→=a⃗+rd⃗,OS→=c⃗+d⃗+sa⃗\displaystyle \overrightarrow{OM}=\frac12\vec c,\quad \overrightarrow{OR}=\vec a+r\vec d,\quad \overrightarrow{OS}=\vec c+\vec d+s\vec a となる。ここで辺上の距離より 0≦r,s≦10\le r,s\le1。

(1) 位置ベクトルの差をとると MR→=a⃗−12c⃗+rd⃗,MS→=sa⃗+12c⃗+d⃗.\displaystyle \overrightarrow{MR}=\vec a-\frac12\vec c+r\vec d,\qquad \overrightarrow{MS}=s\vec a+\frac12\vec c+\vec d.

(2) 互いに垂直な単位ベクトルどうしの内積を計算して MR→⋅MS→=s−14+r,∣MR→∣2=r2+54,∣MS→∣2=s2+54.\displaystyle \overrightarrow{MR}\cdot\overrightarrow{MS} =s-\frac14+r,\quad |\overrightarrow{MR}|^2=r^2+\frac54,\quad |\overrightarrow{MS}|^2=s^2+\frac54. したがって cos⁡θ=MR→⋅MS→∣MR→∣ ∣MS→∣=r+s−14(r2+54)(s2+54).\displaystyle \cos\theta= \frac{\overrightarrow{MR}\cdot\overrightarrow{MS}} {|\overrightarrow{MR}|\,|\overrightarrow{MS}|} =\frac{r+s-\frac14}{\sqrt{(r^2+\frac54)(s^2+\frac54)}}.

(3) ∠RMS=90∘\angle RMS=90^\circ より内積が0で、r+s=14\displaystyle r+s=\frac14。二等辺条件 ∣MR∣=∣MS∣|MR|=|MS| と長さの2乗の式から r2=s2r^2=s^2。r,s≧0r,s\ge0 なので r=sr=s。従って r=s=18.\displaystyle r=s=\frac18.

(4) 頂点の位置から RM→=−a⃗+12c⃗−rd⃗,RS→=(s−1)a⃗+c⃗+(1−r)d⃗.\displaystyle \overrightarrow{RM}=-\vec a+\frac12\vec c-r\vec d,\qquad \overrightarrow{RS}=(s-1)\vec a+\vec c+(1-r)\vec d. ゆえに RM→⋅RS→=1−s+12−r(1−r)=r2−r+32−s.\displaystyle \overrightarrow{RM}\cdot\overrightarrow{RS} =1-s+\frac12-r(1-r) =r^2-r+\frac32-s. s≦1s\le1 を使えば RM→⋅RS→≧r2−r+12=(r−12)2+14>0.\displaystyle \overrightarrow{RM}\cdot\overrightarrow{RS} \ge r^2-r+\frac12 =\left(r-\frac12\right)^2+\frac14>0. したがって ∠MRS\angle MRS は常に鋭角である。

独立計算した4小問の式と結論は採用答案A063.jsonと一致する。

範囲・表示・ラベル

立方体の直交辺を基底とする空間ベクトル・内積の高校範囲。各小問の位置ベクトル、内積、平方長を具体的に展開した。第4問では辺パラメータの s≦1s\le1 を使って正の下界を示す。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • 内積
  • ベクトルの大きさ
  • 内積による角度判定

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