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福井大学/2015年度

福井大学 2015年 数学 第1問解答・解説

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1問題

福井大学2015年度第1問

三角形 OAB があり,0 < p < 1,0 < q < 1 として,辺 OA を p : (1 − p) に内分する点を C,辺 OB を q : (1 − q) に内分する点を D とする。線分 AD と線分 BC の交点を E,線分 AB,OE,CD の中点をそれぞれ F,G,H とする。OA→\overrightarrow{OA} = a⃗\vec{a},OB→\overrightarrow{OB} = b⃗\vec{b} とするとき,以下の問いに答えよ。

(1) OE→\overrightarrow{OE} を,p,q,a⃗\vec{a},b⃗\vec{b} を用いて表せ。

(2) 3 点 F,G,H は一直線上にあることを示せ。

(3) OA = 2,OB = 3,∠AOB = 23\displaystyle \frac{2}{3}π\pi に対して,GF : GH = 7 : 2,AB ⟂ GF となるとき,p と q の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) OE→=p(1−q)a⃗+q(1−p)b⃗1−pq.\displaystyle (1)\space{}\overrightarrow{OE}=\frac{p(1-q)\vec a+q(1-p)\vec b}{1-pq}.
    (2) FG→=11−pqFH→.\displaystyle (2)\space{}\overrightarrow{FG}=\frac1{1-pq}\overrightarrow{FH}.
    (3) p=37, q=23.\displaystyle (3)\space{}p=\frac37,\space{}q=\frac23.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

・ EE は線分 ADAD 上にあるから,ある実数 uu を用いて OE→=(1−u)a⃗+uqb⃗\overrightarrow{OE}=(1-u)\vec a+uq\vec b と表せる。また EE は線分 BCBC 上にもあるから,ある実数 vv を用いて OE→=vpa⃗+(1−v)b⃗\overrightarrow{OE}=vp\vec a+(1-v)\vec b とも表せる。a⃗,b⃗\vec a,\vec b の係数を比較すると 1−u=vp,uq=1−v.1-u=vp,\qquad uq=1-v. 第2式から v=1−uqv=1-uq なので,第1式に代入して 1−u=p(1−uq),u=1−p1−pq.\displaystyle 1-u=p(1-uq),\qquad u=\frac{1-p}{1-pq}. したがって OE→=p(1−q)a⃗+q(1−p)b⃗1−pq.\displaystyle \overrightarrow{OE}=\frac{p(1-q)\vec a+q(1-p)\vec b}{1-pq}.

・ d=1−pqd=1-pq とおくと,0<p,q<10<p,q<1 より d>0d>0 である。中点の位置ベクトルは OF→=a⃗+b⃗2,OG→=p(1−q)a⃗+q(1−p)b⃗2d,OH→=pa⃗+qb⃗2.\displaystyle \overrightarrow{OF}=\frac{\vec a+\vec b}{2},\quad \overrightarrow{OG}=\frac{p(1-q)\vec a+q(1-p)\vec b}{2d},\quad \overrightarrow{OH}=\frac{p\vec a+q\vec b}{2}. よって FG→=−(1−p)a⃗+(1−q)b⃗2d,FH→=−(1−p)a⃗+(1−q)b⃗2.\displaystyle \overrightarrow{FG} =-\frac{(1-p)\vec a+(1-q)\vec b}{2d},\qquad \overrightarrow{FH} =-\frac{(1-p)\vec a+(1-q)\vec b}{2}. したがって FG→=1dFH→\displaystyle \overrightarrow{FG}=\frac1d\overrightarrow{FH} であり,F,G,HF,G,H は一直線上にある。

・ d=1−pqd=1-pq は 0<d<10<d<1 を満たすので,1/d>11/d>1 である。上のベクトル関係から GG は FF から HH へ向かう半直線上で HH より先にある。したがって GFGH=FGFG−FH=1/d1/d−1=1pq.\displaystyle \frac{GF}{GH} =\frac{FG}{FG-FH} =\frac{1/d}{1/d-1} =\frac1{pq}. 条件 GF:GH=7:2GF:GH=7:2 より pq=2/7pq=2/7 である。

また AB⊥GFAB\perp GF で,FG→\overrightarrow{FG} は (1−p)a⃗+(1−q)b⃗(1-p)\vec a+(1-q)\vec b の定数倍だから ((1−p)a⃗+(1−q)b⃗)⋅(b⃗−a⃗)=0.\bigl((1-p)\vec a+(1-q)\vec b\bigr)\cdot(\vec b-\vec a)=0. ∣a⃗∣=2, ∣b⃗∣=3, ∠AOB=2π/3|\vec a|=2,\ |\vec b|=3,\ \angle AOB=2\pi/3 より a⃗⋅a⃗=4,b⃗⋅b⃗=9,a⃗⋅b⃗=2⋅3cos⁡2π3=−3.\displaystyle \vec a\cdot\vec a=4,\quad \vec b\cdot\vec b=9,\quad \vec a\cdot\vec b=2\cdot3\cos\frac{2\pi}{3}=-3. これを代入すると −7(1−p)+12(1−q)=0,12q−7p=5.-7(1-p)+12(1-q)=0, \quad 12q-7p=5. pq=2/7pq=2/7 から q=2/(7p)q=2/(7p) なので 49p2+35p−24=0,p=37 または p=−87.\displaystyle 49p^2+35p-24=0, \quad p=\frac37\ \text{または}\ p=-\frac87. 0<p<10<p<1 より p=3/7p=3/7 であり,q=2/(7p)=2/3q=2/(7p)=2/3 となる。確認すると pq=2/7pq=2/7 であり,12(1−q)−7(1−p)=012(1-q)-7(1-p)=0 だから,2条件をともに満たす。

この問題で使う考え方

  • 内分・外分点
  • 位置ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • ベクトルの内積
  • 鈍角の三角比
  • 二次方程式とグラフ

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