香川大学/2016年度/前期
香川大学 2016年 数学 第4問解答・解説
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1問題
座標平面上の曲線 に対し,次の問に答えよ。 1. 原点から曲線 に引いた接線 の方程式を求めよ。 2. 曲線 と接線 ,および 軸で囲まれた図形 を図示せよ。 3. を 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ。 4. 部分積分法を用いて,不定積分 を求めよ。 5. を 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。(2) Dはにおいての領域。(3) 。(4) 、()。(5) 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 曲線上の点の 座標を とすると、その点での接線は これが原点を通る条件は 。従って で、。
(2) で とおくと、、 より 。したがって 境界は 軸上の 、直線 、曲線 である。図にこれらを示して領域 を塗る。

(3) 軸回転の断面は外半径 、内半径 の円環なので
(4) で部分積分すると さらに
(5) 軸回転では高さ の水平断面を用いる。領域の条件は 。 では は自動的に成り立つため、断面は半径 から までの円である。 では断面は内半径 、外半径 の輪となる。実際、 は での に を代入すれば得られる。よって (4)の原始関数 について , 。従って
(1) 曲線上の点のx座標をtとすると、その点での接線は y=e^t+e^t(x−t)=e^t x+e^t(1−t)。原点を通る条件よりt=1だから、接線はℓ:y=ex。
(2) 0≦x≦1で差g(x)=e^x−exを考える。g(1)=0、g'(x)=e^x−e≦0なのでg(x)≧0。この範囲で直線が下、曲線が上となる。したがってD={(x,y):0≦x≦1, ex≦y≦e^x}で、境界はy軸上の(0,0),(0,1)、直線ℓ、曲線Cである。図では両曲線と境界を描き、Dを塗って示す。
(3) x軸回転の断面は外半径e^x、内半径exの円環だから V_x=π∫_0^1(e^{2x}−e^2x^2)dx=π[e^{2x}/2−e^2x^3/3]_0^1=π(e^2−3)/6。
(4) y>0として部分積分すると I=∫log y,dy=y log y−∫1,dy=y log y−y+C。 さらに J=∫(log y)^2,dy=y(log y)^2−2∫log y,dy=y((log y)^2−2log y+2)+C。
(5) y軸回転では高さyの水平断面を考える。領域の条件は0≦x≦1、ex≦y≦e^xである。0<y≦1ならx≧log yは自動的に満たされるため、断面の半径は0≦x≦y/e。1≦y≦eなら断面はlog y≦x≦y/eの輪である(log y≦y/eは、0≦x≦1でe^x≧exにx=log yを代入して得る)。よって V_y=π∫_0^1(y/e)^2dy+π∫_1^e[(y/e)^2−(log y)^2]dy =π(e/3−(J(e)−J(1))). (4)の原始関数J(y)=y((log y)^2−2log y+2)を用いるとJ(e)=e、J(1)=2。したがって V_y=π(e/3−e+2)=2π(1−e/3)=2π(3−e)/3。
この問題で使う考え方
- 接線条件
- 円環断面積の積分
- 部分積分
- 水平断面積の積分
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