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香川大学/2020年度/前期

香川大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

香川大学2020年度第2問

0<α<π2\displaystyle 0<\alpha<\frac{\pi}{2} とし,xyxy 平面において連立不等式  {(x−cos⁡α)2+y2≦1,(x+cos⁡α)2+y2≦1\begin{cases}(x-\cos\alpha)^2+y^2\leq 1,\\(x+\cos\alpha)^2+y^2\leq 1\end{cases}  の表す領域を DD とする。このとき,次の問に答えよ。

(1) α=π6\displaystyle \alpha=\frac{\pi}{6} のとき,この領域 DD を図示せよ。

(2) DD の面積を α\alpha を用いて表せ。

(3) DD を xx 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を α\alpha を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    中心(±32,0)\displaystyle \left(\pm\frac{\sqrt3}{2},0\right)、半径11の円の共通部分。交点(0,±12)\displaystyle \left(0,\pm\frac12\right)
  • (2)
    2α−sin(2α)
  • (3)
    (2π3)(1−cos⁡α)2(2+cos⁡α)\displaystyle (\frac{2π}{3})(1−\cos α)^2(2+\cos α)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

% 図にはTikZを使用(プリアンブルに usepackage{tikz})。 解答 c=cos⁡αc=\cos\alpha とする。(1) α=π/6\alpha=\pi/6 のとき2円の中心は (±3/2,0)(\pm\sqrt3/2,0),半径1。交点は (0,±1/2)(0,\pm1/2) なので共通部分は次図のレンズ形。

x軸・y軸と原点Oの座標平面に、中心(−√3/2, 0)と中心(√3/2, 0)(ともに黒点)で半径1の2つの円が灰色の破線で描かれ、2円はy軸上の黒点A(0, 1/2)とB(0, −1/2)で交わる。2円の共通部分は、左の赤い弧と右の青い弧(いずれも実線、境界を含む)に囲まれた縦長のレンズ形として薄紫に塗られ、引き出し線でDと記されている。レンズのx方向の端は引き出し線で左が−(1−√3/2)、右が1−√3/2と示されている。

(2) 高さ yy の共通部分の横幅は 2(1−y2−c)2(\sqrt{1-y^2}-c),ただし ∣y∣≦sin⁡α|y|\le\sin\alpha。従って ∣D∣=2∫−sin⁡αsin⁡α(1−y2−c) dy=2α−2sin⁡αcos⁡α=2α−sin⁡2α.\displaystyle |D|=2\int_{-\sin\alpha}^{\sin\alpha}(\sqrt{1-y^2}-c)\,dy=2\alpha-2\sin\alpha\cos\alpha=2\alpha-\sin2\alpha.

(3) ∣x∣≦1−c|x|\le1-c での縦半径は h(x)=1−(∣x∣+c)2h(x)=\sqrt{1-(|x|+c)^2}。回転断面は半径 h(x)h(x) の円だから V=2π∫01−c{1−(x+c)2} dx=2π3(1−c)2(c+2).\displaystyle V=2\pi\int_0^{1-c}\{1-(x+c)^2\}\,dx=\frac{2\pi}{3}(1-c)^2(c+2).

この問題で使う考え方

  • 対称性
  • 断面積積分
  • 円の交点

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