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金沢医科大学/2019年度/一般

金沢医科大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

金沢医科大学2019年度第4問

a,ba,b を正の定数とする。関数 f(x)=ax+b−x2f(x)=ax+\sqrt{b-x^{2}} が x=32\displaystyle x=\frac{3}{2} で極大値 232\sqrt{3} をとり,x=kx=k で最小値 −3-\sqrt{3} をとるとき,a=えお\displaystyle a=\frac{\sqrt{\boxed{\text{え}}}}{\boxed{\text{お}}},b=かb=\boxed{\text{か}},k=−きk=-\boxed{\text{き}} である。ここで,M(−b,f(−b))M\left(-\sqrt{b},f(-\sqrt{b})\right),N(b,f(b))N\left(\sqrt{b},f(\sqrt{b})\right) とするとき,2点 M,NM,N を通る直線の方程式は y=くけx\displaystyle y=\frac{\sqrt{\boxed{\text{く}}}}{\boxed{\text{け}}}x である。この直線と曲線 y=f(x)y=f(x) で囲まれた部分の面積は こさπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{こ}}}{\boxed{\text{さ}}}\pi であり,このうち,xx 軸より上側の部分の面積は しすせπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{しす}}}{\boxed{\text{せ}}}\pi である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

微分で極値と端点の値を比較して関数の定数を決める。端点を結ぶ直線との差を半円の高さとして全体面積を求め、x軸との交点で分けて上側の面積を積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a=33,b=9,k=−3;MN: y=33x;A全体=92π,Ay>0=154π.\displaystyle a=\frac{\sqrt3}{3},\quad b=9,\quad k=-3;\qquad MN:\space{}y=\frac{\sqrt3}{3}x;\qquad A_{\mathrm{全体}}=\frac92\pi,\quad A_{y>0}=\frac{15}{4}\pi.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=ax+b−x2f(x)=ax+\sqrt{b-x^2} の定義域は −b≦x≦b-\sqrt b\le x\le\sqrt b である。定義域の内点では f′(x)=a−xb−x2.\displaystyle f'(x)=a-\frac{x}{\sqrt{b-x^2}}. x<0x<0 では f′(x)>0f'(x)>0。x>0x>0 では x/b−x2x/\sqrt{b-x^2} が増加するため、導関数は一度だけ0となり、その点で極大となる。従って最小値は端点で生じ、f(−b)=−abf(-\sqrt b)=-a\sqrt b、f(b)=abf(\sqrt b)=a\sqrt b より k=−b,ab=3.(1)k=-\sqrt b,\qquad a\sqrt b=\sqrt3. \tag{1} 極大点 x=3/2x=3/2 では f′(3/2)=0f'(3/2)=0 だから a=3/2b−9/4.\displaystyle a=\frac{3/2}{\sqrt{b-9/4}}. (1)より b=3/a2b=3/a^2。これを代入して平方すると a2(3a2−94)=94,3−94a2=94,a2=13.\displaystyle a^2\left(\frac3{a^2}-\frac94\right)=\frac94, \qquad 3-\frac94a^2=\frac94, \qquad a^2=\frac13. a>0a>0 なので a=1/3=3/3a=1/\sqrt3=\sqrt3/3、b=9b=9、k=−3k=-3。条件の極大値も f(3/2)=323+9−94=32+332=23\displaystyle f(3/2)=\frac{3}{2\sqrt3}+\sqrt{9-\frac94}=\frac{\sqrt3}{2}+\frac{3\sqrt3}{2}=2\sqrt3 と一致する。

M=(−3,−3)M=(-3,-\sqrt3)、N=(3,3)N=(3,\sqrt3) なので直線 MNMN は y=(3/3)xy=(\sqrt3/3)x。曲線との差は 9−x2\sqrt{9-x^2} であり、両者は x=−3,3x=-3,3 で交わる。従って囲まれた面積は半径3の半円の面積 ∫−339−x2 dx=92π.\displaystyle \int_{-3}^{3}\sqrt{9-x^2}\,dx=\frac92\pi.

曲線が xx 軸と交わる点を求める。根は負なので、f(x)=0f(x)=0 を平方して x23=9−x2,x0=−332.\displaystyle \frac{x^2}{3}=9-x^2,\qquad x_0=-\frac{3\sqrt3}{2}. −3≦x≦x0-3\le x\le x_0 では囲まれた部分は xx 軸より下、x0≦x≦0x_0\le x\le0 では上側の高さは f(x)=x/3+9−x2f(x)=x/\sqrt3+\sqrt{9-x^2}、0≦x≦30\le x\le3 では囲まれた部分全体が上側で高さは 9−x2\sqrt{9-x^2}。従って求める面積は ∫x039−x2 dx+13∫x00x dx.\displaystyle \int_{x_0}^{3}\sqrt{9-x^2}\,dx+\frac1{\sqrt3}\int_{x_0}^{0}x\,dx. x=3sin⁡θx=3\sin\theta と置くと、前半の積分は 9∫−π/3π/2cos⁡2θ dθ=154π+938,\displaystyle 9\int_{-\pi/3}^{\pi/2}\cos^2\theta\,d\theta=\frac{15}{4}\pi+\frac{9\sqrt3}{8}, 後半は −93/8-9\sqrt3/8。これらを加えると、xx 軸より上側の面積は 15π/415\pi/4 である。

この問題で使う考え方

  • 合成関数の微分
  • 無理関数の性質
  • 直線の方程式
  • 曲線で囲まれた面積
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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