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金沢医科大学/2019年度/一般

金沢医科大学 2019年 数学 第3問解答・解説

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1問題

金沢医科大学2019年度第3問

初項が a1=0.11a_{1}=0.11 で,n≧2n\geq2 のとき an=0.122⋯2⏟n−1個1a_{n}=0.1\underbrace{22\cdots2}_{n-1\text{個}}1 である数列 {an}\{a_{n}\} を考える。すなわち,{an}\{a_{n}\} を初項から順に並べると 0.11, 0.121, 0.1221, 0.12221, 0.122221, …0.11,\ 0.121,\ 0.1221,\ 0.12221,\ 0.122221,\ \ldots のようになる。この数列は a1=0.11, an+1=an+ヤユヨラn+リ\displaystyle a_{1}=0.11,\ a_{n+1}=a_{n}+\frac{\boxed{\text{ヤユ}}}{\boxed{\text{ヨラ}}^{n+\boxed{\text{リ}}}} で定義されるので,一般項は an=ルレロワ(1−1ヲあn)\displaystyle a_{n}=\frac{\boxed{\text{ルレ}}}{\boxed{\text{ロワ}}}\left(1-\frac{1}{\boxed{\text{ヲあ}}^{n}}\right) で表される。また,{an}\{a_{n}\} の初項から第 nn 項までの和が3を超える最小の nn は いう\boxed{\text{いう}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

小数の各桁の変化から漸化式を作り、有限等比数列の和で一般項と部分和を表す。隣り合う整数で3を挟み、部分和の単調性から最小番号を決める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • an+1=an+1110n+2,an=1190(1−110n),min⁡{n:Sn>3}=25.\displaystyle a_{n+1}=a_n+\frac{11}{10^{n+2}},\qquad a_n=\frac{11}{90}\left(1-\frac1{10^n}\right),\qquad \min\{n:S_n>3\}=25.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

小数表示では ana_n の 10−(n+1)10^{-(n+1)} の位にある末尾の1が、次の項では2になり、さらに 10−(n+2)10^{-(n+2)} の位に新しい1が加わる。従って an+1−an=110n+1+110n+2=1110n+2.\displaystyle a_{n+1}-a_n=\frac1{10^{n+1}}+\frac1{10^{n+2}}=\frac{11}{10^{n+2}}. よって ヤユ=11, ヨラ=10, リ=2\text{ヤユ}=11,\ \text{ヨラ}=10,\ \text{リ}=2。

初項 a1=11/100a_1=11/100 から an=11100+∑j=1n−11110j+2=11100+11900(1−110n−1)=1190(1−110n).\displaystyle a_n=\frac{11}{100}+\sum\limits _{j=1}^{n-1}\frac{11}{10^{j+2}} =\frac{11}{100}+\frac{11}{900}\left(1-\frac1{10^{n-1}}\right) =\frac{11}{90}\left(1-\frac1{10^n}\right). 従って ルレ=11, ロワ=90, ヲあ=10\text{ルレ}=11,\ \text{ロワ}=90,\ \text{ヲあ}=10。

初項から第 nn 項までの和を SnS_n とすると Sn=1190∑k=1n(1−110k)=11810(9n−1+110n).\displaystyle S_n=\frac{11}{90}\sum\limits _{k=1}^{n}\left(1-\frac1{10^k}\right) =\frac{11}{810}\left(9n-1+\frac1{10^n}\right). n=24n=24 では 9n−1=2159n-1=215 なので S24<11⋅216810<3\displaystyle S_{24}<\frac{11\cdot216}{810}<3(実際には 11(215+10−24)<243011(215+10^{-24})<2430)。一方、n=25n=25 では 9n−1=2249n-1=224 より S25>11⋅224810>3\displaystyle S_{25}>\frac{11\cdot224}{810}>3。各 an>0a_n>0 なので SnS_n は増加し、3を超える最小の整数は 2525。

この問題で使う考え方

  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 等差数列の一般項と和

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