本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

岐阜大学/2003年度

岐阜大学 2003年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

岐阜大学2003年度第2問

a と b を正の定数とし,等差数列 a_n = a + (n − 1)b (n ≧ 1) を考える。以下の問に答えよ。(配点比率20%)

(1) Σ_{k=1}^{n} 1/(a_k a_{k+1}) を求めよ。

(2) Σ_{k=1}^{n} 1/(a_k a_{k+1} a_{k+2}) を求めよ。

(3) Σ_{k=1}^{n} k/(a_k a_{k+1} a_{k+2}) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

等差数列の差を利用して連続する項の積を分母とする分数を、隣接する項の差に分解して和を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)na(a+nb).\displaystyle \quad \dfrac{n}{a(a+nb)}.\qquad (2)n{2a+(n+1)b}2a(a+b)(a+nb)(a+(n+1)b).\displaystyle \quad \dfrac{n\{2a+(n+1)b\}}{2a(a+b)(a+nb)(a+(n+1)b)}.\qquad (3)n(n+1)2a(a+nb)(a+(n+1)b).\displaystyle \quad \dfrac{n(n+1)}{2a(a+nb)(a+(n+1)b)}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

ak=a+(k−1)ba_k=a+(k-1)b とおくと、ak+1=ak+ba_{k+1}=a_k+b、ak+2=ak+2ba_{k+2}=a_k+2b である。

(1)  1akak+1=1b(1ak−1ak+1)\displaystyle \frac1{a_k a_{k+1}}=\frac1b\left(\frac1{a_k}-\frac1{a_{k+1}}\right) だから、和をとると中間の項が打ち消し合う。よって ∑k=1n1akak+1=1b(1a1−1an+1)=1b(1a−1a+nb)=na(a+nb).\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}\frac1{a_k a_{k+1}}=\frac1b\left(\frac1{a_1}-\frac1{a_{n+1}}\right)=\frac1b\left(\frac1a-\frac1{a+nb}\right)=\frac{n}{a(a+nb)}.

(2)  1akak+1−1ak+1ak+2=ak+2−akakak+1ak+2=2bakak+1ak+2.\displaystyle \frac1{a_k a_{k+1}}-\frac1{a_{k+1}a_{k+2}}=\frac{a_{k+2}-a_k}{a_k a_{k+1}a_{k+2}}=\frac{2b}{a_k a_{k+1}a_{k+2}}. これを k=1k=1 から nn まで加えると ∑k=1n1akak+1ak+2=12b(1a1a2−1an+1an+2)=n{2a+(n+1)b}2a(a+b)(a+nb)(a+(n+1)b).\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}\frac1{a_k a_{k+1}a_{k+2}}=\frac1{2b}\left(\frac1{a_1a_2}-\frac1{a_{n+1}a_{n+2}}\right) =\frac{n\{2a+(n+1)b\}}{2a(a+b)(a+nb)(a+(n+1)b)}. 最後の等号では、分子を通分して nb{2a+(n+1)b}n b\{2a+(n+1)b\} とした。

(3)  (2)の差の形に kk を掛けて加えると ∑k=1nkakak+1ak+2=12b∑k=1nk(1akak+1−1ak+1ak+2).\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}\frac{k}{a_k a_{k+1}a_{k+2}}=\frac1{2b}\sum\limits _{k=1}^{n}k\left(\frac1{a_k a_{k+1}}-\frac1{a_{k+1}a_{k+2}}\right). 右辺の括弧内をずらして並べると、各中間項の係数差は 11 になり、最後の項だけ係数 nn が残る。したがって ∑k=1nk(Tk−Tk+1)=∑k=1nTk−nTn+1,Tk=1akak+1.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}k(T_k-T_{k+1})=\sum\limits _{k=1}^{n}T_k-nT_{n+1},\qquad T_k=\frac1{a_k a_{k+1}}. (1)を用いると ∑k=1nkakak+1ak+2=12b(na(a+nb)−n(a+nb)(a+(n+1)b))=n(n+1)2a(a+nb)(a+(n+1)b).\displaystyle \begin{aligned} \sum\limits _{k=1}^{n}\frac{k}{a_k a_{k+1}a_{k+2}} &=\frac1{2b}\left(\frac{n}{a(a+nb)}-\frac{n}{(a+nb)(a+(n+1)b)}\right)\\ &=\frac{n(n+1)}{2a(a+nb)(a+(n+1)b)}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 等差数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。