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金沢大学/2002年度

金沢大学 2002年 数学 第3問解答・解説

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1問題

金沢大学2002年度第3問

z = r(cos θ + i sin θ) を r > 1 かつ 0 < θ < π/2 を満たす複素数とする。複素数平面において、z、1/z、z̄、1/z̄ を表す点をそれぞれ P、Q、R、S とする。ただし、z̄はzと共役な複素数を表す。

(1) 点P、Q、R、Sは相異なる4点であることを示せ。

(2) 直線PQと直線RSが直交しているとする。このとき、rをθの関数として表し、θの動きうる区間 (α, β) を求めよ。

(3) (2)において、原点と点 cos β + i sin β を通る直線をlとし、点Pとlの距離をdとする。θ → β のとき、dは0に収束することを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

各点の座標は P=(rcos⁡θ,rsin⁡θ), Q=(r−1cos⁡θ,−r−1sin⁡θ),R=(rcos⁡θ,−rsin⁡θ), S=(r−1cos⁡θ,r−1sin⁡θ).\begin{gathered}P=(r\cos\theta,r\sin\theta),\ Q=(r^{-1}\cos\theta,-r^{-1}\sin\theta),\\ R=(r\cos\theta,-r\sin\theta),\ S=(r^{-1}\cos\theta,r^{-1}\sin\theta).\end{gathered} (1) r>1r>1から半径rrのP,RP,Rは半径r−1r^{-1}のQ,SQ,Sと異なる。またsin⁡θ>0\sin\theta>0より各組の虚部は逆符号で異なり、4点は相異なる。 (2) cos⁡θ>0,r−r−1>0\cos\theta>0,r-r^{-1}>0より傾きが定義され、 mPQ=r+r−1r−r−1tan⁡θ>0,mRS=−mPQ.\displaystyle m_{PQ}=\frac{r+r^{-1}}{r-r^{-1}}\tan\theta>0,\qquad m_{RS}=-m_{PQ}. 直交条件はmPQ2=1m_{PQ}^2=1、従ってtan⁡θ=(r2−1)/(r2+1)\tan\theta=(r^2-1)/(r^2+1)。r>1r>1に対応するのは0<tan⁡θ<10<\tan\theta<1だから r=1+tan⁡θ1−tan⁡θ,(α,β)=(0,π/4).\displaystyle r=\sqrt{\frac{1+\tan\theta}{1-\tan\theta}},\qquad (\alpha,\beta)=(0,\pi/4). (3) ℓ\ellはy=xy=x。t=tan⁡θt=\tan\theta(0<t<10<t<1)として点と直線の距離を計算すると d=r(cos⁡θ−sin⁡θ)2=1−t22(1+t2).\displaystyle d=\frac{r(\cos\theta-\sin\theta)}{\sqrt2}=\sqrt{\frac{1-t^2}{2(1+t^2)}}. θ→π/4−\theta\to\pi/4-でt→1−t\to1-なのでd→0d\to0。

この問題で使う考え方

  • 傾きの直交
  • 点と直線の距離

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