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金沢大学/2021年度

金沢大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

金沢大学2021年度第4問

n を 2 以上の自然数とし,点 O を中心とする半径1の円周上にすべての頂点をもつ正2n角形を考える。そのうちの1つの頂点を A とし,A とそれ以外の頂点を結ぶ線分が点 O を中心とする半径1/2の円と共有点をもつような頂点の個数を ana_n とする。このとき,次の問いに答えよ。

(1) a2a_2, a3a_3, a4a_4 を求めよ。

(2) a_2021 を求めよ。

(3) lim_{n→∞} a_n/n = 2/3 を示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a2=1,a3=3,a4=3a_2=1,a_3=3,a_4=3
  • (2)
    a2021=1347a_2021=1347
  • (3)
    an=2⌊n/3⌋+1a_n=2\lfloor n/3\rfloor+1 なので極限は23\displaystyle \frac23

3解答

解答を見る途中式つきの解答

Aから円周上の別の頂点までの小さい方の中心角を δ\delta とする。対応する弦と中心Oの距離は cos⁡(δ/2)\cos(\delta/2)。半径12\displaystyle \frac12の円と弦が共有点をもつ条件は cos⁡(δ/2)≦12,すなわちδ≧2π3.\displaystyle \cos(\delta/2)\le\frac12, \quad\text{すなわち}\quad \delta\ge\frac{2\pi}{3}. 正2n2n角形で頂点差を j=1,…,nj=1,\ldots,n と数えると δ=πj/n\delta=\pi j/n。条件は j≧⌈2n/3⌉j\ge\lceil2n/3\rceil。ただし j<nj<n は左右に2頂点、j=nj=n は対蹠点1つなので an=2(n−⌈2n3⌉)+1=2⌊n3⌋+1.\displaystyle a_n=2\left(n-\left\lceil\frac{2n}{3}\right\rceil\right)+1=2\left\lfloor\frac n3\right\rfloor+1. 従って a2=1,a3=3,a4=3a_2=1,a_3=3,a_4=3、また a2021=2⋅673+1=1347a_{2021}=2\cdot673+1=1347。最後に ann=2⌊n/3⌋+1n⟶23.\displaystyle \frac{a_n}{n}=\frac{2\lfloor n/3\rfloor+1}{n}\longrightarrow\frac23.

この問題で使う考え方

  • 弦と中心距離
  • 整数条件の剰余類別
  • 極限

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