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関西医科大学/2019年度/一般(前期)

関西医科大学 2019年 数学 第II問解答・解説

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1問題

関西医科大学2019年度第II問

a⃗=(2cos⁡θ−sin⁡θ, cos⁡θ+2sin⁡θ),\vec{a}=(2\cos\theta-\sin\theta,\ \cos\theta+2\sin\theta),

b⃗=(−cos⁡θ+2sin⁡θ, 2cos⁡θ+sin⁡θ)\vec{b}=(-\cos\theta+2\sin\theta,\ 2\cos\theta+\sin\theta) とおく。

ただし、0<θ<π0<\theta<\pi とする。以下の問に答えよ。

(1) a⃗\vec{a} と b⃗\vec{b} が垂直であるとき θ\theta を求めよ。

(2) 2a⃗+b⃗2\vec{a}+\vec{b} の大きさを θ\theta を用いて表せ。またその値の範囲を求めよ。

(3) θ=512π\displaystyle \theta=\dfrac{5}{12}\pi であるとき、2a⃗+b⃗2\vec{a}+\vec{b} と a⃗−kb⃗\vec{a}-k\vec{b} が垂直となる kk の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

成分計算から内積・ノルムを求め、垂直条件を内積0に置き換える。大きさの範囲は倍角公式と正弦の値域を使う。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) θ=π2\displaystyle (1)\space{}\theta=\frac{\pi}{2}
    (2) ∣2a⃗+b⃗∣=25+20sin⁡2θ,5≦∣2a⃗+b⃗∣≦35(2)\space{}|2\vec a+\vec b|=\sqrt{25+20\sin2\theta},\quad \sqrt5\leq|2\vec a+\vec b|\leq3\sqrt5
    (3) k=54\displaystyle (3)\space{}k=\frac54

4解答

解答を見る途中式つきの解答

以下、c=cos⁡θc=\cos\theta, s=sin⁡θs=\sin\theta とおく。成分を用いて内積と大きさを計算すると a⃗⋅b⃗=(2c−s)(−c+2s)+(c+2s)(2c+s)=10cs,∣a⃗∣2=(2c−s)2+(c+2s)2=5(c2+s2)=5,∣b⃗∣2=(−c+2s)2+(2c+s)2=5(c2+s2)=5.\begin{aligned} \vec a\cdot\vec b&=(2c-s)(-c+2s)+(c+2s)(2c+s)=10cs,\\ |\vec a|^2&=(2c-s)^2+(c+2s)^2=5(c^2+s^2)=5,\\ |\vec b|^2&=(-c+2s)^2+(2c+s)^2=5(c^2+s^2)=5. \end{aligned}

(1) 垂直である条件は a⃗⋅b⃗=0\vec a\cdot\vec b=0 である。0<θ<π0<\theta<\pi より s>0s>0 だから 10cs=010cs=0 から c=0c=0 となり、θ=π2\displaystyle \theta=\dfrac{\pi}{2} である。

(2) 成分ごとに加えると 2a⃗+b⃗=(3c, 4c+5s)2\vec a+\vec b=(3c,\,4c+5s) であり、 ∣2a⃗+b⃗∣2=9c2+(4c+5s)2=25+40cs=25+20sin⁡2θ.|2\vec a+\vec b|^2=9c^2+(4c+5s)^2=25+40cs=25+20\sin2\theta. よって ∣2a⃗+b⃗∣=25+20sin⁡2θ|2\vec a+\vec b|=\sqrt{25+20\sin2\theta} である。2θ2\theta は 0<2θ<2π0<2\theta<2\pi を動くので、sin⁡2θ\sin2\theta の値域は −1≦sin⁡2θ≦1-1\le\sin2\theta\le1 である。したがって 5≦∣2a⃗+b⃗∣≦35.\sqrt5\leq |2\vec a+\vec b|\leq3\sqrt5. 端の値はそれぞれ 2θ=3π2\displaystyle 2\theta=\dfrac{3\pi}{2} および 2θ=π2\displaystyle 2\theta=\dfrac{\pi}{2} のときに実際にとる。

(3) ∣a⃗∣2=∣b⃗∣2=5|\vec a|^2=|\vec b|^2=5 と a⃗⋅b⃗=10cs\vec a\cdot\vec b=10cs を使うと、垂直条件は 0=(2a⃗+b⃗)⋅(a⃗−kb⃗)=10+10cs−k(5+20cs)0=(2\vec a+\vec b)\cdot(\vec a-k\vec b) =10+10cs-k(5+20cs) となる。ここで 2cs=sin⁡2θ=sin⁡5π6=12\displaystyle 2cs=\sin 2\theta=\sin\dfrac{5\pi}{6}=\dfrac12 より cs=14\displaystyle cs=\dfrac14 だから、 0=252−10k,k=54.\displaystyle 0=\frac{25}{2}-10k,\qquad k=\frac54. この値を上の内積式に代入すれば垂直条件を満たすことも確かめられる。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 三角関数の相互関係

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