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関西医科大学/2022年度/一般(前期)

関西医科大学 2022年 数学 第V問解答・解説

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1問題

関西医科大学2022年度第V問

座標空間において, x2+y2≦3x^{2}+y^{2}\le3, 0≦z≦30\le z\le3 で表される円柱を CC とする. 以下の設問に答えよ.

(1) CC のうち, 3z≦y\sqrt{3}z\le y を満たす部分を D1D_{1} とするとき, D1D_{1} の体積を求めよ.

(2) CC のうち, z≦−3yz\le-\sqrt{3}y を満たす部分を D2D_{2} とするとき, D2D_{2} の体積を求めよ.

(3) CC のうち, yzyz 平面上の直線 y+3z=0y+\sqrt{3}z=0 からの距離が 3\sqrt{3} 以下となる部分を DD とするとき, DD の体積を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • (1) 2,\space{}2,\qquad (2) 6,\space{}6,\qquad (3) 6π.\space{}6\pi.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円柱 CC の底面は x2+y2≦3x^{2}+y^{2}\leq 3 である。yy を固定すると、xx の範囲は −3−y2≦x≦3−y2-\sqrt{3-y^{2}}\leq x\leq\sqrt{3-y^{2}} となるから、その幅は 23−y22\sqrt{3-y^{2}} である。各設問で yy を固定したときの zz の高さを求め、断面積を yy で積分する。

(1)(1) 3z≦y\sqrt{3}z\leq y かつ z≧0z\geq0 より y≧0y\geq0、また 0≦z≦y/30\leq z\leq y/\sqrt{3} である。円柱内では 0≦y≦30\leq y\leq\sqrt{3} なので y/3≦1<3y/\sqrt{3}\leq1<3 となり、円柱の上端 z=3z=3 はさらに切り取らない。したがって V1=∫0323−y2 y3 dy=23[−13(3−y2)3/2]03=2.\displaystyle \begin{aligned} V_1&=\int_{0}^{\sqrt{3}}2\sqrt{3-y^{2}}\,\frac{y}{\sqrt{3}}\,dy\\ &=\frac{2}{\sqrt{3}}\left[-\frac{1}{3}(3-y^{2})^{3/2}\right]_{0}^{\sqrt{3}} =2. \end{aligned} ここでは u=3−y2u=3-y^{2} と置換した。

(2)(2) z≧0z\geq0 と z≦−3yz\leq-\sqrt{3}y より −3≦y≦0-\sqrt{3}\leq y\leq0、高さは −3y-\sqrt{3}y である。y≧−3y\geq-\sqrt{3} から −3y≦3-\sqrt{3}y\leq3 なので、これも円柱上端を超えない。よって V2=∫−3023−y2 (−3y) dy=23∫03t3−t2 dt=23[−13(3−t2)3/2]03=6,\displaystyle \begin{aligned} V_2&=\int_{-\sqrt{3}}^{0}2\sqrt{3-y^{2}}\,(-\sqrt{3}y)\,dy\\ &=2\sqrt{3}\int_{0}^{\sqrt{3}}t\sqrt{3-t^{2}}\,dt =2\sqrt{3}\left[-\frac{1}{3}(3-t^{2})^{3/2}\right]_{0}^{\sqrt{3}} =6, \end{aligned} ただし t=−yt=-y とした。

(3)(3) yzyz 平面で直線 y+3z=0y+\sqrt{3}z=0 と点 (y,z)(y,z) との距離は ∣y+3z∣1+(3)2=∣y+3z∣2\displaystyle \frac{|y+\sqrt{3}z|}{\sqrt{1+(\sqrt{3})^{2}}}=\frac{|y+\sqrt{3}z|}{2} である。したがって条件は −23≦y+3z≦23-2\sqrt{3}\leq y+\sqrt{3}z\leq2\sqrt{3} となる。円柱内では y≧−3y\geq-\sqrt{3}、z≧0z\geq0 なので、左側の不等式は常に成り立つ。右側から 0≦z≦2−y3\displaystyle 0\leq z\leq2-\frac{y}{\sqrt{3}} を得る。ここで −3≦y≦3-\sqrt{3}\leq y\leq\sqrt{3} に対して上端は 33 から 11 の範囲にあり、円柱の条件 z≦3z\leq3 にも合う。従って V=∫−3323−y2(2−y3)dy=4∫−333−y2 dy−23∫−33y3−y2 dy.\displaystyle \begin{aligned} V&=\int_{-\sqrt{3}}^{\sqrt{3}}2\sqrt{3-y^{2}}\left(2-\frac{y}{\sqrt{3}}\right)dy\\ &=4\int_{-\sqrt{3}}^{\sqrt{3}}\sqrt{3-y^{2}}\,dy -\frac{2}{\sqrt{3}}\int_{-\sqrt{3}}^{\sqrt{3}}y\sqrt{3-y^{2}}\,dy. \end{aligned} 第2項の被積分関数は奇関数で、対称区間での積分は 00。第1の積分は半径 3\sqrt{3} の半円の面積なので 12π(3)2=3π2\displaystyle \frac{1}{2}\pi(\sqrt{3})^{2}=\frac{3\pi}{2}。よって V=4⋅3π2=6π\displaystyle V=4\cdot\frac{3\pi}{2}=6\pi。

以上より、求める体積は (1)(1) 22、(2)(2) 66、(3)(3) 6π6\pi である。いずれも正であり、(3)(3) は円柱全体の体積 9π9\pi 以下である。

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