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関西医科大学/2022年度/一般(前期)

関西医科大学 2022年 数学 第IV問解答・解説

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1問題

関西医科大学2022年度第IV問

xyxy 平面上に, 2点 P(cos⁡θ,cos⁡2θ)P(\cos\theta,\cos^{2}\theta), Q(sin⁡θ,sin⁡2θ)Q(\sin\theta,\sin^{2}\theta) をとる. 線分 PQPQ の中点の xx 座標を tt とし, 線分 PQPQ の長さを LL とおく. θ\theta が π2≦θ≦π\displaystyle \frac{\pi}{2}\le\theta\le\pi の範囲を動くとき, 以下の設問に答えよ. なお各設問の答えは解答用紙の指定欄に記入し, 左の枠内には答えの導出過程を簡潔に記入すること.

(1) 直線 PQPQ の方程式を tt を用いて表せ.

(2) LL の値の範囲を求めよ.

(3) LL が最大値をとるときの θ\theta の値を求めよ.

(4) 線分 PQPQ が通過する領域を xyxy 平面上に図示せよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

s=sinθ,c=cosθとおいてt=(s+c)/2で弦の式と長さを表す。線分上の点条件を二次式の上下限に直し、通過領域を二つの放物線の間として確定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) y=2tx+12−2t2;\displaystyle y=2tx+\frac12-2t^2;\quad (2) 2≦L≦32;\displaystyle \sqrt2\leq L\leq\frac32;\quad (3) θ=7π12,11π12;\displaystyle \theta=\frac{7\pi}{12},\frac{11\pi}{12};\quad (4) −1≦x≦1, x2≦y≦1+x22\displaystyle -1\leq x\leq1,\space{}x^2\leq y\leq\frac{1+x^2}{2}(境界を含む)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

c=cos⁡θ, s=sin⁡θc=\cos\theta,\ s=\sin\theta とおく。π2≦θ≦π\displaystyle \frac{\pi}{2}\leq\theta\leq\pi では s−c>0s-c>0 であり,s+c=2ts+c=2t,s2+c2=1s^2+c^2=1 である。

(1) 2点 P(c,c2),Q(s,s2)P(c,c^2),Q(s,s^2) を通る直線の傾きは s2−c2s−c=s+c=2t\displaystyle \frac{s^2-c^2}{s-c}=s+c=2t である。切片は c2−2tc=−scc^2-2tc=-sc であり, sc=(s+c)2−(s2+c2)2=2t2−12.\displaystyle sc=\frac{(s+c)^2-(s^2+c^2)}2=2t^2-\frac12. したがって直線 PQPQ の方程式は y=2tx+12−2t2\displaystyle y=2tx+\frac12-2t^2 である。

(2) PQ→=(s−c,s2−c2)=(s−c)(1,2t)\overrightarrow{PQ}=(s-c,s^2-c^2)=(s-c)(1,2t) だから L2=(s−c)2(1+4t2).L^2=(s-c)^2(1+4t^2). また (s−c)2=1−2sc=2−4t2(s-c)^2=1-2sc=2-4t^2 であり,s+cs+c は θ\theta が π2\displaystyle \frac\pi2 から π\pi へ動くと1から−1まで連続して変わるので,u=4t2u=4t^2 は 0≦u≦10\leq u\leq1 の全ての値をとる。よって L2=(2−u)(1+u)=2+u(1−u).L^2=(2-u)(1+u)=2+u(1-u). 0≦u≦10\leq u\leq1 より 0≦u(1−u)≦14\displaystyle 0\leq u(1-u)\leq\frac14 であるから 2≦L≦32.\displaystyle \sqrt2\leq L\leq\frac32.

(3) 上の最大値は u(1−u)u(1-u) が最大となる u=12\displaystyle u=\frac12 のときにとる。したがって s+c=2t=±12.\displaystyle s+c=2t=\pm\frac1{\sqrt2}. s+c=2sin⁡(θ+π4)\displaystyle s+c=\sqrt2\sin(\theta+\frac\pi4) を用い,指定範囲内で解くと θ=7π12,11π12\displaystyle \theta=\frac{7\pi}{12},\quad\frac{11\pi}{12} である。

(4) パラメータ tt は −12≦t≦12\displaystyle -\frac12\leq t\leq\frac12 を動き,直線の式を平方完成すると y=1+x22−2(t−x2)2.\displaystyle y=\frac{1+x^2}{2}-2\left(t-\frac{x}{2}\right)^2. したがって y≦1+x22\displaystyle y\leq\frac{1+x^2}{2} である。また,線分の端点の xx 座標は −1≦c≦1-1\le c\le1、−1≦s≦1-1\le s\le1 を満たすので,線分上でも −1≦x≦1-1\leq x\leq1 である。さらに線分上にある条件は,端点の中点が x=tx=t,半分の長さが 12−t2\displaystyle \sqrt{\frac12-t^2} であることから ∣x−t∣≦12−t2であるための必要十分条件はx2≦2tx+12−2t2=y.\displaystyle |x-t|\leq\sqrt{\frac12-t^2}\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad x^2\leq 2tx+\frac12-2t^2=y. よって通過領域は −1≦x≦1,x2≦y≦1+x22\displaystyle -1\leq x\leq1,\qquad x^2\leq y\leq\frac{1+x^2}{2} である。この範囲の全ての点が実際に通過する。−1≦x≦1-1\le x\le1 を満たす xx を固定すると,t=x/2t=x/2 は許され,上側境界を与える。下側境界 y=x2y=x^2 は x≧0x\geq0 なら QQ,x≦0x\leq0 なら PP がその点となるパラメータで実現し,その間の許される tt は連続な区間である。したがって各縦断面はこの二境界の間を全て含む。図は放物線 y=x2y=x^2 と y=1+x22\displaystyle y=\frac{1+x^2}{2} の間で,交点 (−1,1),(1,1)(-1,1),(1,1) に挟まれた閉領域を塗ったものとなる。境界も含む。

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 二次関数のグラフと頂点
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • HS_II_QUAD_GRAPH
  • 不等式の表す領域
  • 三角関数の相互関係

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