慶應義塾大学/2000年度/医
慶應義塾大学 2000年 数学 第II問解答・解説
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1問題
以下の文章の空欄に適当な数または式を入れて文章を完成しなさい。解答は解答用紙の所定の解答欄に記入しなさい。
正7角形の各頂点に0から6までの数が右まわりにふってある。 とし、サイコロをふって出た目の数だけ から右まわりにすすめた位置を とし、再びサイコロをふって出た目の数だけ から右まわりにすすめた位置を とする。さらに、これを繰り返して を作っていく。
頂点の集合 を 、 を 、 を とおく。
(1) とすると、 かつ となる確率は によらず一定で、その値は である。
以下、 を自然数とする。
(2) かつ となる確率 は である。また、このような の期待値 は である。
(3) 、 かつ となる確率は である。
(4) かつ を満たす最小の が となる確率は である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) あ
(2) い う
(3) え
(4) お数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 1回目の出目が である確率は 。2回目に から1へ進む出目は であり、 のときそれぞれ だから、いずれも確率は 。従って 。
(2) 1から 回までAを訪れていないとする。その時点の頂点はAの外にあり、次の一歩でAの2頂点へ進む確率は 、Aの外に留まる確率は である。よって その期待値は等比級数の微分から
(3) Aを初めて訪れる時刻が である確率は 。その前にBを訪れていない場合、Aを避けているため頂点2は未訪問で、頂点3も未訪問である。従って時刻 まで を避ける必要がある。各段階でこの集合の外に留まる確率は 、最後にAへ進む確率は 。この補集合の確率は だから、求める確率は
(4) を時刻iまで を一度も訪れない確率、 を時刻iまでに頂点1または3の一方だけを訪れ、まだ両条件がそろっていない確率とする。初期値は 。外側の状態から外側に留まる確率は 、1または3の一方へ入る確率は 。Vの状態から完了せずVに留まる確率は なので これを解くと 、。時刻iでUから次に完了する確率は (頂点2へ進む場合)、Vから完了する確率は (頂点2または未訪問側の1/3へ進む場合)である。従って最初に両条件を満たす時刻がnである確率は
各サイコロの出目 は、現在位置以外の6頂点への一様な遷移を与える。 指定された2段の出目の確率を掛ける。 外の各頂点から次の1歩で に入る確率は なので、、期待値は 。 の確率から、前段まで を訪れない経路を引く。その経路は を避けて に残るので、確率は 。 の両方を時刻 までに訪れた確率 を包除原理で求め、 を取る。
この問題で使う考え方
- 独立試行の積
- 幾何分布と期待値
- 状態分けと確率漸化式
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