(1) 点A,Bの水平成分をそれぞれa,bとする。zA=−1,zB=1、∣OA∣=∣OB∣=ℓより∣a∣=∣b∣=ℓ2−1。角AOB=π/3にはA⋅B=ℓ2/2が必要で、従って a⋅b=2ℓ2+1. 水平成分の内積が取り得る範囲は[−(ℓ2−1),ℓ2−1]。上の正の値がこの範囲に入る条件はℓ2/2+1≦ℓ2−1、すなわちℓ≧2。この条件は水平ベクトルのなす角を選ぶことで実現できるため必要十分である。
水平投影間の角の余弦が2/3ならa⋅b=32(ℓ2−1)。これをA⋅B=ℓ2/2と一致させると 32(ℓ2−1)−1=2ℓ2,ℓ2=10. ℓ≧1よりℓ=10。
(2) 回転対称性を使ってA=(0,3,−1)と置ける。A⋅B=ℓ2/2=5より、B=(x,y,1)は3y−1=5、すなわちy=2。水平成分の長さが3なのでx2+4=9。指定の正値からx=5、従ってB=(5,2,1)。またOA=OB=AB=10である。正四面体の頂点C=(x,y,z)についてOC=AC=BC=10だから A⋅C=B⋅C=5,∣C∣2=10. 前二式からz=3y−5、x=5(2−y)。これを∣C∣2=10に代入すると 15y2−50y+35=0, 従って候補は(x,y,z)=(5,1,−2)または(−5/3,7/3,2)。zが正である条件から後者を選ぶ。
平面y+3z=tで各頂点の値はO,Aで0、Bで5、Cで25/3。したがって0<t<5では、低い値0をもつ辺OAから高い値の頂点B,Cへ向かう4辺と平面が交わり、切り口は四角形となる。t=0では辺OAとなる。t=5ではB,53C,52A+53Cを頂点とする非退化三角形となり、5<t<325でも三角形である。t=325では点Cとなり、t<0またはt>325では交わらない。
OB,AB上の交点は各辺を割合t/5だけ進んだ位置にあるので、それらを結ぶ底辺の長さは10(1−t/5)。OC,AC上の交点は割合3t/25の位置にあり、もう一方の底辺は10(1−3t/25)。ゆえに底辺の和は 10(2−258t)=25210(25−4t). OA方向はx=0平面内にあり、切断平面内でこれに垂直な方向はx軸方向である。底辺の端点をX=(t/5)B、Y=(3t/25)Cとすれば、そのx座標差が台形の高さなので h=∣Xx−Yx∣=55t+255t=2565t. 台形の面積は S(t)=21(Lupper+Llower)h=532t(2−258t),0<t<5. 二次の係数が−125242<0なので、これは上に凸の二次関数で、頂点はt=25/8。そのとき底辺和は10、高さは35/4なので Smax=2110⋅435=8152.