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近畿大学/2017年度/一般前期

近畿大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

近畿大学2017年度第2問

a>0a>0 とする。関数 f(x)=x3−3a2x+2a3f(x)=x^3-3a^2x+2a^3 について考える。

(1) f(x)f(x) の極小値 m1m_1 を求め,極大値 m2m_2 を aa で表せ。また,そのときの xx の値を求めよ。

(2) 区間 −3≦x≦3-3\leq x\leq 3 における f(x)f(x) の最大値を M(a)M(a) とする。M(a)=m2M(a)=m_2 となる aa の値の範囲を求めよ。

(3) M(a)M(a) の最小値とそのときの aa の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

導関数の符号から極値を求め、閉区間の端点の関数値と比較する。得られた最大値関数を区分的に微分して最小値を求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)m1=0 (x=a),m2=4a3 (x=−a).(1)\quad m_1=0\space{}(x=a),\qquad m_2=4a^3\space{}(x=-a).
    (2)32≦a≦3.\displaystyle (2)\quad \frac32\leq a\leq3.
    (3)min⁡a>0M(a)=272(a=32).\displaystyle (3)\quad \min\limits _{a>0}M(a)=\frac{27}{2}\quad\left(a=\frac32\right).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

a>0a>0であり、 f′(x)=3(x2−a2)=3(x−a)(x+a)f'(x)=3(x^2-a^2)=3(x-a)(x+a) である。したがってx<−ax<-aおよびx>ax>aで増加し、−a<x<a-a<x<aで減少する。よってx=−ax=-aで極大、x=ax=aで極小となり、 f(−a)=4a3,f(a)=0.f(-a)=4a^3,\qquad f(a)=0. 従ってm1=0m_1=0、m2=4a3m_2=4a^3である。

(2) まず0<a≦30<a\leq3なら、極大点の xx 座標 −a-a が −3≦−a≦3-3\le-a\le3 を満たす。端点の値を極大値と比べると f(−3)−m2=−27+9a2−2a3=−(a−3)2(2a+3)≦0,f(-3)-m_2=-27+9a^2-2a^3=-(a-3)^2(2a+3)\leq0, f(3)−m2=27−9a2−2a3=2(32−a)(a+3)2.\displaystyle f(3)-m_2=27-9a^2-2a^3=2\left(\frac32-a\right)(a+3)^2. したがって区間最大値がm2m_2となるのはf(3)≦m2f(3)\leq m_2、すなわちa≧32\displaystyle a\geq\frac32のときである。この範囲にa≦3a\leq3を合わせる。

a>3a>3では−3≦x≦3-3\leq x\leq3のすべてでf′(x)<0f'(x)<0だから、区間最大値はf(−3)f(-3)である。また上の因数分解からf(−3)−m2=−(a−3)2(2a+3)<0f(-3)-m_2=-(a-3)^2(2a+3)<0なので、この場合はM(a)≠m2M(a)\ne m_2。ゆえに M(a)=m2であるための必要十分条件は32≦a≦3.\displaystyle M(a)=m_2\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad \frac32\leq a\leq3.

(3) (2)の比較を使うと、区間最大値は M(a)={f(3)=27−9a2+2a3(0<a≦32),4a3(32≦a≦3),f(−3)=−27+9a2+2a3(a≧3).\displaystyle M(a)=\begin{cases} f(3)=27-9a^2+2a^3 &(0<a\leq\frac32),\\ 4a^3 &(\frac32\leq a\leq3),\\ f(-3)=-27+9a^2+2a^3 &(a\geq3). \end{cases} 第1式の導関数は6a(a−3)<06a(a-3)<0(0<a≦32\displaystyle 0<a\leq\frac32)なので減少し、第2式は増加する。第3式の導関数は18a+6a2>018a+6a^2>0なので増加する。従って全体の最小値は境界a=32\displaystyle a=\frac32でとり、 M(32)=4(32)3=272.\displaystyle M\left(\frac32\right)=4\left(\frac32\right)^3=\frac{27}{2}. 端点式でも27−9⋅94+2⋅278=272\displaystyle 27-9\cdot\frac94+2\cdot\frac{27}{8}=\frac{27}{2}となり一致する。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小

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