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広島大学/2017年度/前期

広島大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

広島大学2017年度第2問

a>0a>0とする。次の問いに答えよ。

(1) 関数f(t)=t3−2at+1f(t)=t^3-2at+1の区間t≧0t\geq0における最小値を,aaを用いて表せ。

(2) (1)で求めた最小値が0となるときのaaの値をAAとおく。A3A^3を求めよ。

(3) 座標平面上の曲線y=x4y=x^4をC1C_1,点(0,a)(0,a)を中心とする半径aaの円をC2C_2とする。C1C_1とC2C_2の共有点の個数を調べよ。

(4) 座標平面において,点PPが曲線y=x4y=x^4上を動くときの点PPと点(0,a)(0,a)の距離の最小値を考える。その最小値がaaに等しくなるようなaaの値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

(1)で三次関数の最小値を求め、その臨界値Aを(2)で定める。(3)では円の方程式への代入を u=x^2 による三次方程式へ直し、最小値の符号から交点数を数える。(4)では距離の二乗と a^2 の差を因数分解し、同じ最小値条件を用いる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)1−2(2a3)3/2.(2)A3=2732(A=325/3).(3){1(0<a<A),3(a=A),5(a>A).(4)0<a≦A(A=325/3).\displaystyle \begin{aligned}\text{(1)}\quad &1-2\left(\frac{2a}{3}\right)^{3/2}.\\\text{(2)}\quad &A^3=\frac{27}{32}\quad\left(A=\frac{3}{2^{5/3}}\right).\\\text{(3)}\quad &\begin{cases}1& (0<a<A),\\3&(a=A),\\5&(a>A).\end{cases}\\\text{(4)}\quad &0<a\leq A\quad\left(A=\frac{3}{2^{5/3}}\right).\end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

・ f′(t)=3t2−2af'(t)=3t^2-2a であり、t0=2a/3>0t_0=\sqrt{2a/3}>0 とすると、t<t0t<t_0 で f′(t)<0f'(t)<0、t>t0t>t_0 で f′(t)>0f'(t)>0 である。したがって t=t0t=t_0 で最小となる。2a=3t022a=3t_0^2 より、f(t0)=t03−2at0+1=1−2t03=1−2(2a3)3/2.\displaystyle f(t_0)=t_0^3-2at_0+1=1-2t_0^3=1-2\left(\frac{2a}{3}\right)^{3/2}.

・ (1)の最小値が 00 となる条件は 2(2A/3)3/2=12(2A/3)^{3/2}=1 である。よって (2A/3)3/2=1/2(2A/3)^{3/2}=1/2 から 2A/3=2−2/32A/3=2^{-2/3}、すなわち A=3⋅2−5/3A=3\cdot2^{-5/3}。したがって A3=27/25=27/32A^3=27/2^5=27/32。

・ 共有点では y=x4y=x^4 と x2+(y−a)2=a2x^2+(y-a)^2=a^2 が成り立つので、x2+(x4−a)2=a2すなわちx2(x6−2ax2+1)=0.x^2+(x^4-a)^2=a^2\quad\text{すなわち}\quad x^2(x^6-2ax^2+1)=0. x=0x=0 は常に共有点 (0,0)(0,0) を与える。x≠0x\ne0 では u=x2>0u=x^2>0 とおくと u3−2au+1=0u^3-2au+1=0 となる。この左辺は (1) の f(u)f(u) であり、u=0u=0 で 11、u=2a/3u=\sqrt{2a/3} で最小値 1−2(2a/3)3/21-2(2a/3)^{3/2} をとり、u→∞u\to\infty で +∞+\infty となる。A=3/25/3A=3/2^{5/3} とすると、この最小値は a<Aa<A で正、a=Aa=A で 00、a>Aa>A で負である。したがって正の解 uu は順に 0,1,20,1,2 個である。各正の解 uu は x=±ux=\pm\sqrt{u} の2点を与えるから、共有点の個数はそれぞれ 1,3,51,3,5 個である。

・ 点 P=(x,x4)P=(x,x^4) と (0,a)(0,a) の距離を dd とすると、d2=x2+(x4−a)2d^2=x^2+(x^4-a)^2 であり、x=0x=0 では d=ad=a である。よって最小距離が aa となるための必要十分条件は、すべての xx で d2≧a2d^2\geq a^2 となることである。差を因数分解するとd2−a2=x2(x6−2ax2+1).d^2-a^2=x^2(x^6-2ax^2+1). x≠0x\ne0 で u=x2>0u=x^2>0 とおけば、必要十分条件は u3−2au+1≧0u^3-2au+1\geq0 がすべての u>0u>0 で成り立つことである。(1)よりこの関数の最小値は 1−2(2a/3)3/21-2(2a/3)^{3/2} なので、条件は a≦Aa\leq A である。もともと a>0a>0 だから、求める範囲は 0<a≦A0<a\leq A。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 円の方程式
  • 座標による距離
  • 等式・不等式の証明

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