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和歌山県立医科大学/2017年度/前期

和歌山県立医科大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

和歌山県立医科大学2017年度第2問

OO を原点とする座標空間において、中心が点 (1,0,0)(1,0,0) で半径が1の球面を SS とし、SS が xyxy 平面と交わってできる円を CC とする。点 PP はこの CC 上を動くものとし、xx 軸に関して PP と対称な点を P′P' とする。三角形 OPP′OPP' の重心 GG を通り zz 軸と平行な直線が SS と交わる2点のうち、zz 座標が正のものを QQ とする。四面体 OPP′QOPP'Q の体積 VV の最大値とそのときの PP の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

Pのx座標を媒介変数として重心Gと球面上のQを表し、四面体の底面積・高さから体積をxの関数にする。体積の二乗に比例する多項式を微分し、定義域上の増減で最大値と等号位置を決定した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 体積の最大値は34\displaystyle \quad \dfrac{\sqrt{3}}{4}\quad 。そのときの点はP=(32,32,0)\displaystyle \quad P=\left(\dfrac32,\dfrac{\sqrt3}{2},0\right)\quad またはP=(32,−32,0)\displaystyle \quad P=\left(\dfrac32,-\dfrac{\sqrt3}{2},0\right)\quad 。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

点PPの座標をP=(x,y,0)P=(x,y,0)とおく。PPは中心(1,0,0)(1,0,0)、半径11の球面とxyxy平面との交円上にあるから、(x−1)2+y2=1(x-1)^2+y^2=1、すなわちy2=x(2−x)y^2=x(2-x)であり、0≦x≦20\le x\le2である。xx軸対称な点はP′=(x,−y,0)P'=(x,-y,0)なので、三角形OPP′OPP'の重心はG=(2x/3,0,0)G=(2x/3,0,0)となる。

GGを通るzz軸に平行な直線上の点を(2x/3,0,z)(2x/3,0,z)とすると、これが球面上にある条件は(2x/3−1)2+z2=1(2x/3-1)^2+z^2=1である。したがってz2=49x(3−x)\displaystyle z^2=\dfrac49x(3-x)となり、0<x≦20<x\le2では正の交点はQ=(2x3,0,23x(3−x))\displaystyle Q=\left(\dfrac{2x}{3},0,\dfrac23\sqrt{x(3-x)}\right)である。なおx=0x=0では直線は球面に接し、正のzz座標をもつ交点がないため、体積VVが定義される範囲は0<x≦20<x\le2である。

底面をxyxy平面上の三角形OPP′OPP'とすると、その面積は12∣x(−y)−yx∣=∣xy∣=xx(2−x)\displaystyle \dfrac12\lvert x(-y)-yx\rvert=\lvert xy\rvert=x\sqrt{x(2-x)}であり、高さはQQのzz座標である。よってV=13 xx(2−x)⋅23x(3−x)=29x2(2−x)(3−x).\displaystyle V=\dfrac13\,x\sqrt{x(2-x)}\cdot\dfrac23\sqrt{x(3-x)}=\dfrac29x^2\sqrt{(2-x)(3-x)}.

V≧0V\ge0なのでVVを最大にするにはF(x)=x4(2−x)(3−x)F(x)=x^4(2-x)(3-x)を最大にすればよい。0<x≦20<x\le2においてF′(x)=x3(6x2−25x+24)=6x3(x−32)(x−83).\displaystyle F'(x)=x^3(6x^2-25x+24)=6x^3\left(x-\dfrac32\right)\left(x-\dfrac83\right).この範囲ではFFは0<x<3/20<x<3/2で増加し、3/2<x<23/2<x<2で減少する。またF(2)=0F(2)=0であり、x=3/2x=3/2で最大となる。したがってVmax⁡=29(32)2(2−32)(3−32)=34.\displaystyle V_{\max}=\dfrac29\left(\dfrac32\right)^2\sqrt{\left(2-\dfrac32\right)\left(3-\dfrac32\right)}=\dfrac{\sqrt3}{4}.このときy2=x(2−x)=3/4y^2=x(2-x)=3/4よりy=±3/2y=\pm\sqrt3/2。ゆえに求める点はP=(3/2,3/2,0)P=(3/2,\sqrt3/2,0)、P=(3/2,−3/2,0)P=(3/2,-\sqrt3/2,0)である。確認としてこのときG=(1,0,0)G=(1,0,0)、Q=(1,0,1)Q=(1,0,1)となり、底面積は33/43\sqrt3/4、高さは11だから、四面体の体積は確かに3/4\sqrt3/4である。

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 円の方程式
  • 微分係数と導関数
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 空間座標と空間ベクトル

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