a,b,p は自然数であるから a>0 である。二次方程式の整数解を r とする。r≧0 なら ar2+br+6>0 となるので、r=−m とおける。ただし m は正の整数である。これを代入すると am2−bm+6=0,b=am+m6 となるから、m∣6 である。そこで d=6/m とおくと、m=1,2,3,6、かつ b=am+d であり、 ax2+bx+6=(x+m)(ax+d) と因数分解できる。根の積は 6/a なので、もう一つの根は −d/a である。条件よりその絶対値も 1 以上であるから、a≦d となる。したがって m=1,2,3,6 に対して、それぞれ 1≦a≦6,3,2,1 である。
整数 n に対して u=n+m,v=an+d=a(u−m)+d とおけば、p=uv である。p は正の素数だから、(u,v)=(1,p),(p,1),(−1,−p),(−p,−1) のいずれかである。各場合に得られる p は 条件u=1v=1u=−1v=−1pd−a(m−1)m+a1−d(a∣1−d)a(m+1)−dad+1−m(a∣d+1) である。各 m の許される a をこれらに代入し、割り切り条件も確認すると、素数となる候補は次のとおりである。 m1236d6321a の範囲1≦a≦61≦a≦31≦a≦2a=1(a,p) の候補(4,2)(1,2),(2,3)(1,2)なし それぞれ b=am+d を求めると、(m,a,p)=(1,4,2),(2,1,2),(2,2,3),(3,1,2) から得られる組は (a,b,p)=(4,10,2),(1,5,2),(2,7,3),(1,5,2) である。重複を除くと候補は (1,5,2),(2,7,3),(4,10,2) となる。
実際、 x2+5x+62x2+7x+64x2+10x+6=(x+2)(x+3),=(x+2)(2x+3),=(x+1)(4x+6),n=−1n=−3n=−2: n2+5n+6=2,: 2n2+7n+6=3,: 4n2+10n+6=2. 各二次方程式は絶対値が 1 以上の根だけを持ち、指定した n で素数 p が得られる。よって求める組は (a,b,p)=(1,5,2), (2,7,3), (4,10,2) である。