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聖マリアンナ医科大学/2019年度/一般

聖マリアンナ医科大学 2019年 数学 第1問解答・解説

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1問題

聖マリアンナ医科大学2019年度第1問

以下の設問(1)の ア\boxed{ア}, イ\boxed{イ} に適する語句と設問(2)〜(4)の ウ\boxed{ウ}〜カ\boxed{カ} に適する数を解答用紙の所定の欄に記入せよ。

(1) 3つのデータ 1,2,61,2,6 について、f(a)=13{(1−a)2+(2−a)2+(6−a)2},g(a)=13{∣1−a∣+∣2−a∣+∣6−a∣}.\displaystyle \begin{aligned} f(a)&=\frac{1}{3}\left\{(1-a)^2+(2-a)^2+(6-a)^2\right\},\\ g(a)&=\frac{1}{3}\left\{|1-a|+|2-a|+|6-a|\right\}. \end{aligned} とおく。f(a)f(a) を最小にする aa は3つのデータの ア\boxed{ア} であり、g(a)g(a) を最小にする aa は3つのデータの イ\boxed{イ} である。

(2) 3次方程式 x3+ax2+bx−b=0x^3+ax^2+bx-b=0(ただし b>0b>0)が異なる2つの整数解 p,qp,q(ただし、pp は2重解)をもつとき、p=ウ, q=エp=\boxed{\text{ウ}},\ q=\boxed{\text{エ}} である。

(3) ∫π/4π/3xcos⁡2x dx=43−312π−12log⁡オ.\displaystyle \int_{\pi/4}^{\pi/3}\frac{x}{\cos^2 x}\,dx =\frac{4\sqrt{3}-3}{12}\pi-\frac{1}{2}\log\boxed{\text{オ}}.

(4) △ABC\triangle ABC の内部の点 OO が 7OA→+5OB→+3OC→=0→7\overrightarrow{OA}+5\overrightarrow{OB}+3\overrightarrow{OC}=\overrightarrow{0} を満たしている。△ABC\triangle ABC の面積が 3030 のとき、△OBC\triangle OBC の面積は カ\boxed{\text{カ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア==平均値, イ==中央値;p=4,q=2;;\quad p=4, q=2;\quad オ=2;=2;\quad カ=14=14

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第1問 (1) まず (1−a)2+(2−a)2+(6−a)2=3a2−18a+41=3(a−3)2+14(1-a)^2+(2-a)^2+(6-a)^2=3a^2-18a+41=3(a-3)^2+14 だから f(a)=(a−3)2+143.\displaystyle f(a)=(a-3)^2+\frac{14}{3}. よってf(a)f(a)を最小にするのはa=3a=3であり、これはデータ1,2,61,2,6の平均値である。 一方、絶対値の和をaaの範囲ごとに整理すると 3g(a)={9−3a(a≦1),7−a(1≦a≦2),a+3(2≦a≦6),3a−9(a≧6).3g(a)= \begin{cases} 9-3a &(a\le1),\\ 7-a &(1\le a\le2),\\ a+3 &(2\le a\le6),\\ 3a-9 &(a\ge6). \end{cases} したがってaaが2までは減少し、2以降は増加するので、g(a)g(a)を最小にするのはa=2a=2である。これは3データの中央値である。従って ア:平均値,イ:中央値.\boxed{\text{ア}:\text{平均値},\qquad \text{イ}:\text{中央値}}. (2) ppが2重解、qqが単解なので、左辺は (x−p)2(x−q)=x3−(2p+q)x2+(p2+2pq)x−p2q(x-p)^2(x-q)=x^3-(2p+q)x^2+(p^2+2pq)x-p^2q と因数分解できる。係数をx3+ax2+bx−bx^3+ax^2+bx-bと比較すると b=p2+2pq=p2q.b=p^2+2pq=p^2q. b>0b>0よりp≠0p\ne0かつq>0q>0である。従って p2+2pq=p2qよりp+2q−pq=0.p^2+2pq=p^2q\quad\text{より}\quad p+2q-pq=0. p=2p=2なら左辺は2となって矛盾するので、q=p/(p−2)q=p/(p-2)である。p,qp,qは整数だからp−2p-2はppを割り、したがってp−2p-2はp−(p−2)=2p-(p-2)=2を割る。よってp−2=±1,±2p-2=\pm1,\pm2であり、候補はp=3,1,4,0p=3,1,4,0である。 p=3p=3ではq=3q=3となり異なる解でない。p=1p=1ではq=−1q=-1でb=p2q<0b=p^2q<0。p=0p=0ではb=0b=0。いずれも条件に反し、残るのはp=4,q=2p=4,q=2だけである。実際 (x−4)2(x−2)=x3−10x2+32x−32(x-4)^2(x-2)=x^3-10x^2+32x-32 はb=32>0b=32>0を満たす。従って ウ=4,エ=2.\boxed{\text{ウ}=4,\qquad \text{エ}=2}. (3) 部分積分を用いると ∫xsec⁡2x dx=xtan⁡x−∫tan⁡x dx=xtan⁡x+log⁡(cos⁡x).\displaystyle \int x\sec^2x\,dx=x\tan x-\int\tan x\,dx=x\tan x+\log(\cos x). したがって ∫π/4π/3xcos⁡2x dx=[xtan⁡x+log⁡(cos⁡x)]π/4π/3=(33−14)π−log⁡2+12log⁡2=43−312π−12log⁡2.\displaystyle \begin{aligned} \int_{\pi/4}^{\pi/3}\frac{x}{\cos^2x}\,dx &=\left[x\tan x+\log(\cos x)\right]_{\pi/4}^{\pi/3}\\ &=\left(\frac{\sqrt3}{3}-\frac14\right)\pi-\log2+\frac12\log2\\ &=\frac{4\sqrt3-3}{12}\pi-\frac12\log2. \end{aligned} よって自然対数の表記でオ=2\boxed{\text{オ}=2}である。 (4) 任意の原点に関するA,B,C,OA,B,C,Oの位置ベクトルをそれぞれa,b,c,o\boldsymbol a,\boldsymbol b,\boldsymbol c,\boldsymbol oとすると、条件は 7(a−o)+5(b−o)+3(c−o)=0.7(\boldsymbol a-\boldsymbol o)+5(\boldsymbol b-\boldsymbol o)+3(\boldsymbol c-\boldsymbol o)=\boldsymbol0. 係数の和が15なので o=7a+5b+3c15.\displaystyle \boldsymbol o=\frac{7\boldsymbol a+5\boldsymbol b+3\boldsymbol c}{15}. 従ってOOの重心座標は(7:5:3)(7:5:3)であり、△OBC\triangle OBCと△ABC\triangle ABCは共通の底辺BCBCを持つとき、AAとOOからBCBCへの高さの比は7:157:15である。よって [OBC]=715[ABC]=715⋅30=14.\displaystyle [OBC]=\frac7{15}[ABC]=\frac7{15}\cdot30=14. 従ってカ=14\boxed{\text{カ}=14}。

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 解と係数の関係
  • 高次方程式
  • 約数・倍数
  • 部分積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍

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