本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

近畿大学/2017年度/一般前期

近畿大学 2017年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

近畿大学2017年度第3問

円に内接する四角形 ABCDABCD において,AB=5AB=5,BC=2BC=2,CD+DA=9CD+DA=9 とする。CD=xCD=x とおく。

(1) AC=14AC=\sqrt{14} のとき,三角形 ABCABC の面積を求めよ。

(2) xx のとりうる値の範囲を求めよ。

(3) 四角形 ABCDABCD の面積の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余弦定理と円に内接する四角形の対角関係から、対角線を共有する二つの三角形の成立条件と面積を求めた。面積二乗をxの二次式に整理し、平方完成で最大化した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)574.\displaystyle (1)\quad \frac{5\sqrt7}{4}.
    (2)1<x<8.(2)\quad 1<x<8.
    (3)2122.\displaystyle (3)\quad \frac{21\sqrt2}{2}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ∠ABC=B\angle ABC=Bとする。余弦定理より 14=AC2=AB2+BC2−2⋅AB⋅BCcos⁡B=25+4−20cos⁡B,14=AC^2=AB^2+BC^2-2\cdot AB\cdot BC\cos B=25+4-20\cos B, したがってcos⁡B=3/4\cos B=3/4。BBは三角形の内角なのでsin⁡B=1−(3/4)2=7/4\sin B=\sqrt{1-(3/4)^2}=\sqrt7/4である。よって [ABC]=12⋅5⋅2sin⁡B=574.\displaystyle [ABC]=\frac12\cdot5\cdot2\sin B=\frac{5\sqrt7}{4}.

(2) DA=9−xDA=9-xであるから、まず0<x<90<x<9。∠ABC=B\angle ABC=B、∠ADC=D\angle ADC=Dとおくと、円に内接する四角形の対角の和はπ\piなのでD=π−BD=\pi-B。対角線ACACに余弦定理を用いると AC2=52+22−2⋅5⋅2cos⁡B,AC^2=5^2+2^2-2\cdot5\cdot2\cos B, AC2=x2+(9−x)2−2x(9−x)cos⁡D=x2+(9−x)2+2x(9−x)cos⁡B.AC^2=x^2+(9-x)^2-2x(9-x)\cos D =x^2+(9-x)^2+2x(9-x)\cos B. 両式を等しくして cos⁡B=52+22−x2−(9−x)22{5⋅2+x(9−x)}.\displaystyle \cos B=\frac{5^2+2^2-x^2-(9-x)^2}{2\{5\cdot2+x(9-x)\}}. ここで分母は正であり、四角形が退化しないため∣cos⁡B∣<1|\cos B|<1である。P=10+x(9−x)P=10+x(9-x)、T=29−x2−(9−x)2T=29-x^2-(9-x)^2とおけば、P=10+9x−x2P=10+9x-x^2、T=−52+18x−2x2T=-52+18x-2x^2であり、 4P2−T2=(2P−T)(2P+T)=72⋅4(8−x)(x−1).4P^2-T^2=(2P-T)(2P+T)=72\cdot4(8-x)(x-1). したがって∣T∣<2P|T|<2Pは(8−x)(x−1)>0(8-x)(x-1)>0と同値であり、1<x<81<x<8を得る。

逆に1<x<81<x<8なら4P2−T2>04P^2-T^2>0なので、cos⁡B=T/(2P)\cos B=T/(2P)を満たす0<B<π0<B<\piがとれる。辺5,2とその間の角BBで三角形ABCABCを作る。辺x,9−xx,9-xとその間の角D=π−BD=\pi-Bで三角形ADCADCを作ると、上の余弦定理の等式によって両三角形の辺ACACが等しい。これらをACACの反対側に合わせると、対角の和がπ\piであるから円に内接する四角形ができる。よって範囲は正確に 1<x<8.1<x<8.

(3) 四角形の面積をKK、P=5⋅2+x(9−x)P=5\cdot2+x(9-x)、T=52+22−x2−(9−x)2T=5^2+2^2-x^2-(9-x)^2とする。(2)よりcos⁡B=T/(2P)\cos B=T/(2P)、またD=π−BD=\pi-Bなのでsin⁡D=sin⁡B\sin D=\sin B。対角線ACACで分けた二つの三角形の面積を足すと K=12(5⋅2)sin⁡B+12x(9−x)sin⁡D=12Psin⁡B.\displaystyle K=\frac12(5\cdot2)\sin B+\frac12x(9-x)\sin D =\frac12P\sin B. 従って K2=P24(1−T24P2)=4P2−T216=18(8−x)(x−1).\displaystyle K^2=\frac{P^2}{4}\left(1-\frac{T^2}{4P^2}\right) =\frac{4P^2-T^2}{16} =18(8-x)(x-1). ここで (8−x)(x−1)=494−(x−92)2≦494,\displaystyle (8-x)(x-1)=\frac{49}{4}-\left(x-\frac92\right)^2\leq\frac{49}{4}, 等号はx=9/2x=9/2で成立する。この値は(2)の範囲内で、(2)の構成から実現できる。よって面積の最大値は Kmax⁡=18⋅494=2122.\displaystyle K_{\max}=\sqrt{18\cdot\frac{49}{4}}=\frac{21\sqrt2}{2}. 検算として、この最大値の二乗は441/2441/2であり、x=9/2x=9/2を面積二乗の式に代入した値と一致する。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 円に内接する四角形

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。