北里大学/2003年度/B方式
北里大学 2003年 数学 第1問解答・解説
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1問題
次のにあてはまる答を下の解答欄に記せ。
(1) 放物線 と 軸, 軸で囲まれる図形を とする。 の面積は , を 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積は である。
(2) 点 を通り傾き の直線と楕円 の2つの共有点の中点を とおく。 を を用いて表すと である。 が実数全体を動くとき, のとり得る値の範囲は である。
(3) 複素数平面上で, 方程式 の表す直線を とする。点 ( は実数) が 上にあるとき, を で表せば である。原点を中心とする円が直線 と点 で接しているならば, の表す複素数は, である。また, このとき2次方程式 ( は実数) が を1つの解としてもつならば, である。
(4) 縦3列, 横3列, 合計9つのますの中に黒石3つ, 白石3つ, 計6つの石を置く。1つのますの中には, 石は1つしか置けない (右図参照)。

(i) 6つの石の置き方は全部で 通りある。
(ii) 黒石が縦または横の1列に並ぶ場合の総数は である。
(iii) 縦のどの列にも黒石と白石が置いてあり, かつ横のどの列にも黒石と白石が置いてある場合の総数は である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
(1) 放物線は と表せる。 軸との交点は 、 軸との交点は なので、図形 は で曲線の下側にある。したがって面積は 軸のまわりに回転するとき、 における断面は半径 の円である。よって回転体の体積は
(2) 直線は である。楕円の式に代入すると この判別式は なので、すべての実数 について二つの交点をもつ。交点の 座標を とすると、解と係数の関係より したがって中点の座標は 分母は正であり、(差は )だから 。等号は で実現する。さらに任意の について は と同値であり、その判別式は である。 なら実数解 が存在する。また は で実現する。よって値の範囲は である。
(3) を代入して実部・虚部を計算すると したがって直線 は 、すなわち である。原点を中心とする円がこの直線に接するとき、接点への半径は直線に垂直である。直線の法線方向は なので、原点から接点へ向かう直線は 。これと を連立して接点は 、よって となる。実係数の二次方程式が非実数 を解にもつとき、共役な も解である。解と係数の関係から
(4)(i) まず9個のますから黒石を置く3個を選び、残り6個から白石を置く3個を選ぶので、置き方は 通りである。
(ii) 黒石が並ぶ列は縦3列または横3列の計6通りである。3個の黒石が二つの列を同時にすべて埋めることはできない。列を一つ決めた後、残り6ますから白石の3ますを選ぶ方法は 通りだから、総数は 通りである。
(iii) 3個の黒石がすべての横列・縦列に少なくとも一つずつあるには、各横列と各縦列に黒石がちょうど一つずつ必要である。黒石の配置は置換行列型の配置で 通り。白石についても各横列・縦列に少なくとも一つずつ置くので、3個の白石も各列に一つずつの配置となる。固定した黒石配置に対する白石の列番号の対応は、各行で黒石と別の列を選び、全3列を一度ずつ使う3行の完全不一致置換である。列番号を黒石配置に合わせて並べ替えると、この置換は (2,3,1) または (3,1,2) の2通りである。したがって総数は 通りである。
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