北里大学/2011年度/選抜(前期)
北里大学 2011年 数学 第2問解答・解説
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1問題
は を満たす実数とし、行列 を とする。 が逆行列をもたないとき、以下の問に答えよ。この問は解答の過程を必ず記すこと。
(1) の値を求めよ。
(2) を満たす実数 を求めよ。
(3) は自然数とする。 を実数 を用いて と表わすとき、 を を用いて表わせ。また、 を を用いて表わせ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
2元連立方程式の消去と行列の成分計算でkとA²を決め、漸化式を等比数列に変形して一般項を求めた。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) が逆行列をもたないので、連立方程式 は を満たす解をもつ。これを消去法から確認する。もし右辺が0のこの連立方程式の解が だけなら、第一式には少なくとも一つ非零係数がある。必要なら未知数の順を入れ替え、その係数を用いて一文字を消去できる。消去後に残る文字の係数も非零でなければこの連立方程式に の解ができるから、その係数は非零である。したがって同じ消去で右辺を任意に与えた2元連立方程式も一意に解け、右辺を 、 とした解を列にもつ逆行列を作れる。これは仮定に反するので、斉次系には非零解がある。
したがって に非零解がある。、すなわち とすると、第1式から 、第2式から となり非零解に反する。よって 。また なら第1式から となるので、非零解では である。第1式から これを第2式に代入し、 と を用いると すなわち 。条件 より 。このとき であり、2行目は1行目の 倍なので実際に逆行列をもたない。
(2) を代入して成分ごとに積を計算すると したがって ゆえに 。
(3) 与えられた形を用いて 乗から 乗を作ると よって 。また では なので 。漸化式を と変形すると、 は初項 、公比 の等比数列である。したがって この式は で 、 で を与え、初期値と前問の値にも一致する。
この問題で使う考え方
- 行列を用いた表現
- 漸化式
- 等比数列の一般項と和
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