(1) 行列積を順に計算すると B2=(4⋅4+(−2)(−2)(−2)⋅4+1(−2)4(−2)+(−2)⋅1(−2)(−2)+1⋅1)=(20−10−105), AB=(4−48−8−2+2−4+4)=(0000),BA=(4−4−2+28−8−4+4)=(0000).
(2) まず A2=(1224)(1224)=(5101020)=5A. したがって、正の整数 n に対し An=5n−1A=(5n−12⋅5n−12⋅5n−14⋅5n−1). 実際、n=1 では成り立ち、An=5n−1A とすると An+1=AnA=5n−1A2=5nA となるので、すべての正整数 n で成り立つ。
(3) C=A−2B とおくと C=(−7662),C2=(85−30−3040)=−5C+50I, ただし I は単位行列である。そこで P=15C+10I,Q=155I−C とおくと、P+Q=I、C=5P−10Q である。また C2=−5C+50I を用いて P2=225C2+20C+100I=P,Q2=22525I−10C+C2=Q, PQ=QP=22550I−5C−C2=O を得る。したがって、n≧1 では積を繰り返すと交差項がすべて O となり、Pn=P, Qn=Q なので Cn=5nP+(−10)nQ=151{5n(36612)+(−10)n(12−6−63)}. これが求める (A−2B)n である。
検算として、(1) の積は直接乗算の各成分と一致し、AB=BA=O である。(2) の式は n=1,2 でそれぞれ A,5A を与える。(3) の式は n=1 で C=(−7662)、n=2 で C2=(85−30−3040) を与える。