(1) 関数を微分すると f′(x)=−43x2+3=43(4−x2) となる。したがって、x<−2 で減少し、−2<x<2 で増加し、x>2 で減少する。よって f(−2)=−4,f(2)=4 より、(−2,−4) は極小点、(2,4) は極大点である。また、 f(x)=4x(12−x2) から、x 切片は −23,0,23 である。さらに、x→−∞ で f(x)→+∞、x→+∞ で f(x)→−∞ だから、これらの点と増減をもとに左上から右下へ進む曲線を描けばよい。
(2) 差を計算すると f(x−2)−f(x)=−41((x−2)3−x3)+3((x−2)−x)=23x2−3x−4. したがって、求める条件は 3x2−6x−8=0 である。解の公式より x=66±36+96=1±333. この二つの値では上の差が 0 となるため、求める解は x=1−333, 1+333 である。
(3) x→−∞ で f(x)→+∞ なので、範囲 x≦s で最小値をとる。s≦−2 のとき、f は x≦s で減少するから、最小値は右端でとり g(s)=f(s) である。s≧−2 なら範囲に極小点 x=−2 が含まれ、f(−2)=−4 となる。ここで f(s)+4=41(s+2)2(4−s) だから、−2≦s≦4 では f(s)≧−4、s≧4 では f(s)≦−4 である。したがって g(s)=⎩⎨⎧f(s)−4f(s)(s≦−2),(−2≦s≦4),(s≧4) となる。グラフは、t=f(s) の s≦−2 と s≧4 の部分を、点 (−2,−4) から (4,−4) までの水平線分でつないだものである。
(4) s≦−2 ではs−2≦x≦s の範囲で f は減少するので、最小値は右端でとり h(s)=f(s) である。−2≦s≦0 では区間が −2 を含み、区間内の他の点では関数値が −4 以上だから、h(s)=−4 となる。0≦s≦2 では s−2≦x≦s ならば −2≦x≦2 であり、f はこの区間で増加するため、最小値は左端でとり h(s)=f(s−2) である。
2≦s≦4 では、f は s−2≦x≦2 の範囲で増加し、2≦x≦s の範囲で減少する。したがって、最小値は両端の関数値の小さい方である。両端の値の差は f(s−2)−f(s)=23s2−3s−4 であり、その零点は s=1±333 である。この範囲にある零点を α=1+333 とする。s=2 では f(s−2)<f(s) であり、差の二次式は 2≦s<α で負、α<s≦4 で正だから、2≦s≦α では左端の値、α≦s≦4 では右端の値が小さい。s≧4 では区間全体で x≧2 となり、f は減少するので、やはり h(s)=f(s) となる。以上より h(s)=⎩⎨⎧f(s)−4f(s−2)f(s)(s≦−2),(−2≦s≦0),(0≦s≦α),(s≧α) である。境界では各式の値が一致する。切替点では f(α−2)=f(α)=9433 となり、ここでグラフは上昇から下降に転じる。これらの枝を順につないで t=h(s) のグラフを描けばよい。
(1)、(3)、(4)のグラフは、定義式の枝と境界点を示した別添図 diagram.svg にまとめた。